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- / ISBN・EAN: 4988104080561
感想・レビュー・書評
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阿部さんがとっても素敵に変人。
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青森県のリンゴ農家の次男 秋則は、都会に出てメーカー勤務をしていた。
地元のリンゴ農家の木村美栄子とお見合いし木村家に入った秋則は、畑作業をするうちに美栄子が農薬アレルギーを持っていることを知る。
地元の若手達と減農薬栽培を成功させた秋則は、次に不可能とされていたリンゴの完全無農薬栽培に挑戦するが…。
予告編 http://youtu.be/hriC2H41SH8
11年の歳月をかけてリンゴの無農薬栽培を成功させた実話を基にした映画。
阿部サダヲの方言が わざとらし過ぎて引くのではないかと心配していたけど聞きなれて平気だった。
同じく木村さんのリンゴを題材にしたドキュメンタリー映画「いのちの林檎」もあわせてみると良いです。 -
木村さんのりんご、食べてみたいなぁ。
でも、木村さんのりんごだけじゃなくて、普通にお店で買う野菜たちにも、私はときどき激しく心打たれるときがあります。あまりに美しくて。
親が兼業農家で、野菜を作ったりコメを作ったりという作業を間近で普通に見て育ったからかな。
芸術的なまでに美しく育った野菜たちを、自分は何の労働もせずにほんの数百円で手に入れて、しかもときどき腐らせてしまったりする。そんなことが、すごく罪深く感じる時があります。
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2017/02/12 鑑賞
原作を読んだ時もそうだったけど、映画もやっぱり見ていて辛かったです。
本を読んだから大丈夫かと思ったけど、全然大丈夫じゃなかった。
この手の辛さに対する耐性が年々弱くなっている気がする・・・
辛い、と思うのは、やっぱり私がまだまだ俗っぽくて、損得勘定で生きていて、努力した年月と等価のもの(ぶっちゃけて言えばお金とか名声とか)を確実に得たいと、心のどこかで思ってるからだと思う。
木村さんも偉いけど、ご家族がこれまた偉大過ぎて、まぶしくてまぶしくて、めまいがします。
木村さんの人生は、いろんなことを教えてくれるけれど、そのうちの1つとして、地球環境についても大きな提言がされていると思う。
それは、やっぱり小さな畑ひとつ、リンゴの木ひとつを単体で見ていてはダメだということ。
山の中の一本のリンゴは、その木が生えている数メートル四方だけで生かされて大きくなったんじゃないんだよなー、と。
温暖化の問題も、大気汚染の問題も、砂漠化の問題も、多くの種が絶滅に向かっていることも、とにかく一つひとつの問題を、問題が顕在化している場所だけ綺麗にして、その場所だけ数値を無理やり正常に戻しても、抜本的な解決にはならなくて、全部全部つながっているんだってことを教えてくれているんだと思います。
地球の裏側で起こっている干ばつや水害や砂漠化やヒートウェイブはあなたの生活に繋がっているんですよ、と。
みんな、緑が多くて土が見える場所が大好きで、鳥たちがさえずる公園なんかに大挙して群がるのに、どうして自分たちの住んでいる土地はコンクリートで固めちゃっったり、樹木を植えられるスペースすら取ろうとしないんでしょうかね?
そこを変えるだけでもずいぶん違うのになぁ、緑が多い地域の方がみんな住みたがって土地の値段も上がるのになぁ、なんて思ったりします。 -
たまたまNHKの「プロフェッショナル」で木村さんが出演した回を見ました。どこにでもいそうな素朴な田舎のお爺ちゃんだったのが印象に残ってます
農業については全くの無知で、無農薬なんて珍しいものではないと思っていたですが、ここまで困難な事業だったとは(11年無収入だったというの凄い話ですね)。土の質を変えると木の質も変わる、雑草を刈ってはいけないといった蘊蓄にへぇーと感心しつつも、映画の軸足は彼を支えた家族の物語に置いていて、良いバランスでした。キャストでは菅野美穂がよかったです(結婚してから殆ど姿を見なくなったのは寂しいですね)。
ただ、最後が嘘っぽいのがいただけない。一面に花が咲くという、いかにも映画らしいラストシーンだけど、突然満開になるわけないでしょう。あとこの内容で130分はさすがに長いかと。 -
私はこんなに待てないよなぁと思う。
うちも親戚がリンゴを作ってるので、ありがたく頂く! -
一面に広がるりんごの花が息をのむほど綺麗だった。
りんごだけじゃ生きていけない、雑草や虫もいてこそ育つんだ・・っていうのが印象的だった。
いぶし銀山崎努がかっこいい・・!いるだけでこの映画のリアリティに重みが増すなぁ。 -
ストーリーはいい。阿部サダヲがどうもあんまり好きではない。