ウェブはグループで進化する [Kindle]

著者 : ポール・アダムス 小林啓倫

• 日経BP (2012年7月30日発売)

感想・レビュー・書評

[RTさんの感想 · 2022年10月23日]

電子書籍で購入し読み上げ方式で読了。
基本的にはWEBマーケティングの世界で成功するには人間系のネットワークの理解が欠かせないという主張。いわゆるネットワーク理論の理解に基づいて論じられている。マスじゃなくてグループが重要で情熱はグループを通じて伝わるとか、インフルエンサーよりもハブになっている人を特定してどのように情報が伝達されるのかを理解することが重要とか、自社の製品に共感してくれるファンにアピールすることが重要とか、そういう話が繰り返し論じられる。
一方で、個人的にはまだまだ研究途上のネットワーク理論とかに基づいて企業がマーケティング活動をしたところで、本当に成果があるのかは極めて怪しいとも思っており、結局は自社にとって最適な方法を色々と試行錯誤をして探るしかないのではという気もする。成功の要因は様々複雑なファクターに依存していて、この通りにやれば上手く行くというものでもないだろうからだ。二番煎じは出来るだろうけど。
いずれにしても重要なのは本当に価値のある商品を色々な方法、ルートからアピールすることで認知度を高め、消費者の需要を喚起することなんだろう。といっては身も蓋もないけれど。

[しょたろさんの感想 · 2022年3月24日]

事業グロースにおいて、非常に参考になる示唆に富んだ内容ばかりだった。