- Amazon.co.jp ・電子書籍 (190ページ)
感想・レビュー・書評
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とあるブックカフェでたまたま目に入りパラリと見てみるとトピックスがいちいち「そう‼︎それな‼︎」のオンパレードで即ポチり。
色々と噛み締めながら読んだ。
なかなか絶妙にうまいところをついていると思う。
でもなんだかんだ前の作品なので今この著者はどうしているのか、もしかしてもうすでに結婚したりなんかしているのかもと思い調べたところ、昨年亡くなっておられた。
かなりガツンと来てしまった。
心よりご冥福をお祈りすると共に、強く生きていこうと思うのであった。
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雨宮さんは、個人と個人の関係をすごく大切にしている人、という印象。好きな人と一緒にいたいわけで、「結婚」や「出産」がしたいわけではないんだろうな。ある意味非常に真面目で純粋。ちょっと綿矢りさ「勝手にふるえてろ」の主人公みたいだけどw
出産したくないとか、母性本能を信じていないとか共感の嵐でした。
独身ってだけで憐れまれて、今まで自分が積み上げてきたものまで否定されるのは辛いよね。「独身」以外にも積み上げてきた大事なもの(趣味・仕事・友人)はいっぱいあるのに。
あと「普通」って無意識に少数派を傷つける言葉で、突き詰めると「普通」の人なんてどのくらいいるんだろう。
雨宮さんが「普通の女」から外れた生きづらさを、言語化してくれたことで、私の生きづらさの正体も少し掴めた気がする。
この生きづらさを、私自身も言語化していこうって思えた。 -
マイナビの連載を飛ばし飛ばしでしか読めていなかったので、単行本化したとのことでせっかくだし購入。
なんというか、自分で自分の傷口に塩を刷り込む気持ちで読み進めましたよ!
たしかに、私自身も「こうあるべき」という概念に囚われながらいまに至るわけで……。
読みながら自分に足りていない部分がどんどん浮き彫りになったのが恐ろしかった。
さっさと「私ったらあの頃は馬鹿なことばっかり考えてたわね☆」と言えるようになりたーい!