ミッドナイト・ウォーク [Kindle]

著者 :
  • 太田出版
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感想 : 3
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感想・レビュー・書評

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  •  Kindleで何か買う必要があって、やけにレビューがいいので何の先入観もなしに買ったコミックの短編集。
     いじめられっこ、モンスター、バカにされている老人、やる気のない警察官、など虐げられている立場からの作品が多い。驚くのはストーリー展開や作風の幅広さ。老夫婦を扱った、一番短い「2人の手はつながったまま」などは、読み方によってはホラーにも、微笑ましい話にもなる。
     個人的な趣味としてちょっと画の雰囲気が苦手なので、星一つ減点でした。

  • 日々ロックとは違う毛色の「夜半」「サラリーマンの死」は狂気や暗さが光っていてその異様な空気に呑み込まれた。あとは、著者の根底に流れるものなんだろうか、虐げられる弱者。反体制。反骨精神。抑圧からの解放。自由を求めて抗い、闘う。どんなに無謀でも、どんなにも野暮ったくダサくてもぶっ壊す。彷徨い歩いて今日も何かを探すんだね。生きているか死んでいるか分からない日々にお別れを告げる為に。この精神性ロックロール‼︎「心探偵」は「僕の右手」を聴きながら読んでみたら作詞とシンクロしてヤバかったです。

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著者プロフィール

神奈川県出身。2010年より『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で『日々ロック』(全6巻)を連載開始。同作は2014年に実写映画も公開された。その他、『テキサスレディオギャング』(集英社)『ミツコの詩』(小学館)も好評発売中。

「2018年 『高梨さんはライブに夢中(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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