科挙 中国の試験地獄 (中公新書) [Kindle]

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  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • 京都大学名誉教授である故宮崎市定氏が書かれた、科挙における試験地獄に焦点を当てた内容である。本書を読むきっかけとなったのは、とある先生からの推薦であり、その義理を通す意味で最初は読み始めたが、流麗な文章に惹き込まれ、早々に読破してしまった。難解な言い回しも多かったが、その点についても勉強になった。

  • 約1400年ほど続いた科挙がどのような試験なのかを客観的に説明した一冊。
    所々難しいが全体として読みやすい。
    科挙がなぜこれだけ続いたのか、一体どれほどの難易度か、どんな試験なのか知りたい人は読んで損はないです。

    そして前書き後書きに発刊当時の日本の教育との比較(類似)について書かれているところは、今も変わらないことが書かれていて読んで考えるべきです。

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著者プロフィール

1901-95年。長野県生まれ。京都帝国大学文学部史学科卒業。京都大学名誉教授。文学博士(京都大学)。文化功労者。専門は,東洋史学。主な著書に『東洋に於ける素朴主義の民族と文明主義の社会』(1940年)、『アジア史概説』全2巻(1947-48年)、『雍正帝』(1950年)、『九品官人法の研究』(1956年、日本学士院賞)、『科挙』(1963年)、『水滸伝』(1972年)、『論語の新研究』(1974年)、『中国史』全2巻(1983年)ほか多数。『宮崎市定全集』全24巻+別巻1(1991-94年)がある。

「2021年 『素朴と文明の歴史学 精選・東洋史論集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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