- Amazon.co.jp ・電子書籍 (329ページ)
感想・レビュー・書評
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4.0
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15年以上ぶりに再読。
当時としては珍しかった経済系のラノベですが、今読んでもまったく古くなく、楽しく読みました。 -
2024.01.18. audible
どうしてこんな設定を考えられるのだろう。
尊敬する。
とても楽しみなシリーズに会えてよかった!
ホロめっちゃかわいい。
Amazon 本のしょうかい
行商人のロレンスは、馬車の荷台で麦の束に埋もれて眠る少女を見つける。 少女は狼の耳と尾を持つ美しい娘で、自らを豊作を司る神・ホロと名乗った。 「わっちは神と呼ばれたがよ。わっちゃあ、ホロ以外の何者でもない」 まるで経験を積んだ大人のような話し方で、ロレンスを巧みに翻弄する少女。 「お前は、本当に神なのか?」 最初は半信半疑だったロレンスも、やがてホロが旅に同行することを承諾する。 そんなふたりの旅に、思いがけない儲け話が舞い込んでくる。 近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。 疑いながらも、ロレンスはその儲け話に乗るのだが……。 -
面白かった!
キャラクターの良さと文化や世界観の作り込みが他作品の非ではない!
ホロは可愛いけど弱さも見せる素直さと賢さのあるキャラクターで、ロレンスも誠実さの中に人間らしさがあってとても好きでした。 -
ラノベのファンタジーモノといえば『剣と魔法』一強だった時代に、ピンチを『経済の知識』で乗り切るという斬新な手法で書かれた本。狼と香辛料が発表されてからラノベの間口が広がったように感じる、とは言い過ぎだろうか。
この本の魅力はアイデアにとどまらず、キャラクターにも及ぶ。
一見、線の細い美少女でありながら、中身は老獪であり長き時を生きる賢狼ホロ。ホロに翻弄されながらも、商人としての知識とふてぶてしさを要所で発揮し、難題を乗り越えていくロレンス。
二人の駆け引きもこのシリーズの見所だ。
本編は完結して久しいが、いまだにふと思い出しては書棚から引っ張り出して二人の旅を追いかけている。たぶんこの本を手放すことは一生ないだろう。 -
中世ヨーロッパを舞台
行商人ロレンツと狼の化身ホロが交易路や街の商取引で様々なイベントに出会い、障害を乗り越え旅するファンタジー。
ロレンツとホロの掛け合いが面白かった。何気ないセリフでもホロの賢さやあざとさが出ていて魅力的だった。
ベニスの商人、株、簿記の誕生など経済史的にも大きな変化があった中世ヨーロッパを舞台としていて経済史を知っているとより楽しめた。 -
(2022/389)10年以上前にDainさんの書評(スゴ本ブログ)で知って読んだ。ビジネス(商売)も学べちゃうラノベとして。行商人のロレンスと、豊作の神とされていた狼の化身ホロとの出会い。出会いの場面までは結構覚えていたんだけど、その後の展開は記憶が薄れていた。なのでタイトルの意味も読み返して漸く分かった次第。前回はこの一巻限りで続きを読んでいないので、今度は読み放題対象のうちに続きも読んでも読んでみよう。
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読んでいく内にハマりそうな作品だと思った。まだ自分では理解することができないが(商談について)、何度も読み返して物語の全貌が分かる気がする。物語のペースは丁度良いと思った。
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最近めっきりこういう類のものは読まなくなっていたが、「ライトノベルの中でも面白い」と推されたので読んでみた。あまり期待していなかったのだけれど、中身は割と凝った内容になっていて面白いと感じた。キャラの設定や背景にはライトノベルの感はあるけれど…