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- / ISBN・EAN: 4548967050202
感想・レビュー・書評
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ネットで視聴(英語字幕)
原題:The Hobbit: An Unexpected Journey
原作の「ホビットの冒険」は、日本では岩波少年文庫に収められていることからわかるように、年少者向けの読み物なので、この映画もそういうトーンで描かれるのかと思ったら、それは微塵もなく、「ロード・オブ・ザ・リング」と同じ雰囲気のアドベンチャー・ファンタジーとして描かれている。
冒頭のシャイア村の牧歌的なシーンやドワーフたちがビルボの家を訪れてくるシーンではそれに気がつかなかったが、一行が旅に出て最初に遭遇する例の3人の鬼たちの場面でそれが判明する。
原作では、ビルボの楽しい機転でここを乗り切るのだが、映画では何と、ガンダルフも加わった一大アクションシーンになってしまう。
この3部作全般を通じて言えるのだが、なんだか難しい話になると、ハリウッド映画的というかアメリカ的というか、アクションシーン、バトルシーンで乗り切ってしまおうという荒っぽいやり方でやっていて、イギリス児童文学のユーモアあふれる趣などはどこかに消し飛んでしまった。
確かには映像は美しく、アクションシーンも手が込んでいる。
「ロード・オブ・ザ・リング」が大成功したので、あの調子で再度商業的な成功を狙おうとすれば、こうなるのは必然かもしれない。同じ監督・同じ俳優陣であればなおさらだ。でも、もうちょっとなんとかならなかったんでしょうか。
原作の「ホビットの冒険」ファンとしてはがっかりだ。 -
ニュージーランドの自然は美しい。
ギリシャ神話と旧約聖書を混ぜ合わせたヒロインなしのヒロイック・ファンタジー。マーティン・フリーマンが好きだから観た。吹き替えだけど。マーティン・フリーマンの生真面目でコミカルな演技が好き。なので序盤のドワーフパーティーのシーンが一番好きだった。
この世界の生き物は丈夫だな。人間が出てこないから?人間は人間並みに柔なのかな?
ラストのドラゴンの鼻息もカンバーバッチがやってるの?ドラゴンは気になるけど、この話の続きは気にならない。力を入れて作られているのは分かるんだけど…。キャラクターとして唯一ほんのわずかでも魅力を感じたのは、指輪に愛をささやく不気味なゴブリン?だけだった。マーティン・フリーマンの他の出演作を探してみよう。
善と悪の真っ二つに分かれていて、善玉は神の加護とともにあり、全てが正しく美しいという世界観の物語を、21世紀にもなって作る理由は何なんだ? -
途中何度も寝ちゃいました