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感想・レビュー・書評
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再読:ローレンに代わり、チャンドラ・シンが登場する本巻。以前読んだ時は「堅物だな〜」と思ったけれど、今読むととても可愛らしいキャラクターのような気が。
今回の奇跡の解説は難解で、ロベルトとともに「平賀、ちょっと待って」と焦りました。 -
今回は奇跡調査に行くわけじゃないんだけど、結局奇跡調査になる話。
しかし、ロベルトも平賀もほんと天才で、二人の天才を描ける作者の博学ぶりもすごいとつくづく感心してしまう。一行一文の読みにくい文章も時折ひっかかる言葉の誤用も吹き飛ぶほどの知識とパワー。今回は生物学、地学、それにメソアメリカの歴史や文化が山盛りで、神様の名前や地名や人の名前を覚えるのも一苦労だし、平賀神父が喜々として説明してくれる話もほとんど理解できなかった気がするけど、アイディアとしてはとても面白かった。
でもちょっと、最初に読んだ「千年王国のしらべ」のような、あくまでキリスト教的な、「バチカンの」捜査官的な雰囲気が懐かしいような。 -
シリーズ第7弾。
バチカン法王選挙が行われる中、平賀とロベルトが訪れたメキシコの寺院で法王候補の名を刻んだ彫刻が宙に浮くという奇跡が起こった。果たして奇跡か、それとも法王選出にからむ陰謀なのか。2人は調査を開始する…
シリーズの中でも奇跡のスケールの大きさは群を抜いている。メソアメリカの歴史から宇宙規模の科学を駆使して組み立てられた壮大な物語。相変わらず難しかったけど。
新キャラとしてローレンの代わりに平賀たちをサポートするチャンドラ・シンが登場したが、この人も謎めいていて今後が気になる。