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感想・レビュー・書評
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とても感情表現が繊細で好き。
ただ
・文字が多くて読みづらい
・みんな何か「闇」を抱えているっぽいけど、それがなかなか明かされなくてもどかしい
という点でまだ読みづらいという感想。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
将棋の世界で頂点を目指す青年の物語。
プロ棋士の日々は厳しい競争の繰り返しだからか、
目指す者たちは皆、若くして老成している。
幼少の頃から勝負に向かい合い、人生を背負う。
だからつい青年と書いたけれど、
主人公はか弱き高校生でもある。
主人公は家族を喪った心の傷を持つ。
ぽかりと空いた穴を埋めるため、
彼は将棋に没頭する。
望むと望まざると将棋の世界だけに生きる。
ストイックで閉じた世界。
それをこじ開け、
温かなものを吹き込んでくれる存在が現れる。
ユーモラスに描かれるプロ棋士の先輩たち、
子どもの頃からのライバル。
そして何かと面倒を見てくれる下町の家族。
淡々として色を失った世界が、
その家族たちによって、
穏やかで豊かなものへと変わる。
その象徴となるのは、美味しそうな手作りな料理。
温かい湯気が立ち上り、しずる感あふれる。
ふくふく、という言葉がいい。
人生もふくふくでいきたい。
どんなに辛いことがあっても、
苦しい日々であっても、
ふくふくと生きていきたい。
心の持ちようで、人々の関係性の中で、
人生は絶対にふくふくにできる。 -
2009年4月26日
ハチクロの作者が、ハチクロの次に描いた作品です。
両親を亡くした孤独のプロ棋士「桐山零」。心の傷、葛藤。
おなじく両親のいない、心の優しい3姉妹「あかり・ひなた・モモ」は、零の居場所を作ってくれる。
うっとうしいんだけど(^^;、愛情いっぱいの二階堂君。
登場人物が、すばらしい(^^)この先の展開が楽しみです。
初めての将棋絵本は、ぜひ本当に書籍化していただきたいものです。 -
将棋に改めてハマるひとつのきっかけだったかも。
ウォーズ3段、クエスト6段までは行ったけど頭打ちかな、壁にぶつかり中。 -
一見天才に見えるような人
人も羨む素敵な人
どす黒い生き方をしている人
どんな立場の人でも
今、その場を、必死に足掻いて生きている
そんなことを思い出させてくれる
将棋プロを主人公に置いたまんがです。 -
有名な作品だがあまり続きが読みたいとおもわない。私にはおもしろさがよくわからない。
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天才たちの独特な世界観を垣間見れる作品。羽海野先生は難しい設定に挑戦してその世界を魅力的に読者に伝えるのがうまい。この作品も将棋はほとんど知らなくても問題なく読める。
川本家で振舞われる料理が毎回美味しそうで楽しい。
零と姉の関係性が示唆されていたけれど少し曖昧なままなので今後の展開に期待。 -
タダだったから読んでみた( ´ ▽ ` )ノ
アニメ版のシーズン2しか知らなかったから、こうして原作第1巻から読んでいくと細かい設定が次々と詳らかになってきて感慨深かった( ´ ▽ ` )ノ
零と一家の出会いはああだったのか( ´ ▽ ` )ノ
零が一人暮らしをしているのはああいう理由があったからなのか( ´ ▽ ` )ノ
切なさと暖かさ、脆さと強さ、過去に横たわる重い悲しみと日常に花開く小さな喜び……厳しい世界と優しい視点の対比がたまらなく愛おしい( ´ ▽ ` )ノ
零ちゃん、ほんと人に恵まれてるね……っていうより、恵まれすぎ?( ´ ▽ ` )ノ
独立した連続マンガになってる扉絵も、「ハチクロ」から続いてる巻末オマケも、愛らしく楽しい( ´ ▽ ` )ノ
(以下続刊)
2020/05/04