愛を読むひと<完全無修正版> [DVD]

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監督 : スティーヴン・ダルドリー 
出演 : ケイト・ウィンスレット  レイフ・ファインズ  デヴィッド・クロス  ブルーノ・ガンツ  レナ・オリン 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2014年2月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142977526

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愛を読むひと<完全無修正版> [DVD]の感想・レビュー・書評

  •  情熱的なセックスをしたくなり、声に出して本を読みたくなり、どうしようもなく人を愛したくなり、この世の悪意や理不尽なんてすべてなくなればいいと思い、人生に後悔は付き物なのだろうかと悲しくなり、なにを始めるにしても遅すぎることはないんだなと勇気をもらい、絶望ってあっさりやってくるんだなと脱力感に襲われ、やっぱりどうしても人を愛したくなりました。
     もう一度鑑賞するには勇気がいりそうです。一本の映画にこれほど心をかき乱されるとは思いませんでした。

  • 2008年公開
    監督 : スティーブン・ダルドリー
    ==
    ある雨の日に助けてくれた女性との数奇な運命を描いたお話。

    最初はただのエロいお姉さんのお話かと思いましたが、これはプライドというか、尊厳のお話です。そこまでして明かされたくない秘密というか、傷つけられたくないものってあるかなあと思って。その尊厳に対して、周りの人って案外してあげられることってなくて、その究極の選択というか、背負っちゃった人の人生の難しさを感じました。

    元々はニコール・キッドマンが配役されてたところを、妊娠して降板になり代役のケイト・ウィンスレットがアカデミー受賞で、そっちでよかったねな一本。

  • 3年ほど前に読んだ「朗読者」が映画化されたもの。


    戦後のドイツで、青年マイケルと女性ハンナの出会いから始まる。
    二人が時間を共に過ごす時は、ハンナにマイケルが本を読み聞かせることから始まる。二人は衝突したり、旅行に行ったりするが、あることからハンナがいなくなってしまう。
    その数年後、大学の法学科に進んだマイケルは特別ゼミで、ナチスの強制収容所で看守として働いていた女性達を裁く法廷を見学する。その女性の中にハンナがいた。


    映画の方が非識字者であることの不幸がわかりやすい。
    字を知らないことは、そのまま知識を得られないことにつながってしまう。
    ハンナの文字・文章を目にした時の不安や恐怖が、本を読んだ時の私の想像以上だった。

    マイケルの法廷での混乱や迷い、そして大人になってからのハンナへの複雑な思い。

    哀しい話だけど、マイケルの優しさやハンナがマイケルを思う気持ちが心に響いた。

  • 朗読者
    読了後に視聴。

    2016.5.19

  • 15歳のマイケルは、道端で吐いていたところを一人の女性に助けられる。マイケルは病から全快したのち、彼女にお礼にいく。マイケルは彼女に好意を抱き(ただのエロ坊やとも思うが)、なんとか彼女と接点をもとうと、彼女を遠くから眺めてチャンスをうかがう。そしてマイケルはハンナと関係を持つ。ハンナは行為の前に本を読むことをマイケルに求め、マイケルはハンナに本を読んで聞かせる。
    マイケルの前からハンナが去った後、法学部の学生となったマイケルが傍聴した裁判の被告人の一人としてハンナがマイケルの前に現れる。ナチスの看守であった彼女の過去を知る。そして気がつく。ハンナは文盲なのだと。裁判の資料の中身などわかっていないのに、裁判長からの質問に不確かなまま答えて、ハンナは文盲であることを隠す。文字を読めないがために、ハンナは他の被告人から罪をなすりつけられ、文盲であると露呈するのを恐れ自分がやったと虚偽の告白する。マイケルは悩む。ハンナの罪の重さに関わる事実を知っていると。感情ではない、どう動くかだと教授に諭されたが、マイケルは結局、動かなかった。ハンナは無期懲役を言い渡される。他の被告人よりも格段に重い刑だった。
    歳を重ねたマイケルは、昔のように本を読み、その音声を録音したテープをハンナに送るようになった。ハンナは、テープの音声をたよりに読み書きを学び、マイケルに拙い手紙を送る。時にマイケルに手紙をくれと書いたが、マイケルはただテープを送るだけだった。
    ハンナが近々釈放されることになり、収容所からマイケルに連絡が入る。ハンナの唯一の関係者として、釈放後のハンナの生活を助けてくれないかと。釈放前にマイケルはハンナと再会する。マイケルとハンナの間には、経過した長い年月があった。
    その後、ハンナは釈放前に自殺した。自分のもつお金をあの裁判の原告の娘に渡してほしいとマイケルに遺言を残して。
    マイケルは原告の娘を訪ねた。文盲は言い訳にはならないときっぱりと言われ、金銭は受け取ってもらえなかったが、ハンナ名義で文盲のための支援団体への寄付が決まる。
    そして、ハンナの墓の前で、マイケルが離婚した妻との間の娘にハンナのことを打ち明ける場面で話は終わる。ハンナの墓は、あの夏の旅行で立ち寄った寺院の一角にあった。


    文盲って大変だ。罪は罪だが、毎日知ったかぶりで生きるってつらいよ。何が自分の周りで起こっているかわけわからないよ。誰かに打ち明けられなかったの、ハンナ。。。勉強しようって思えなかったの。。。でも言えなかったんだろうなあ。勉強のために文字を見ることすら怖かった?
    仕事は本当、文字が関係ないものしかできないんだね。ハンナは数字は読めたみたいだけど。
    文字が読めるって、文字が読めて勉強ができるって、幸せなことなんだと思った。

    本作の視聴はdTV経由。以上の記載のあとで、ハンナの文盲に関する民族的背景を知る。ハンナの民族に対する差別を知る。ハンナがどうしても虚勢を張らなければならなかった理由を知る。ああ、ヨーロッパ。この映画が提起していたことの一つは、不遇なマイノリティの問題でもあったわけだ。世の中ってなんでこんなに不平等で不自由で滑稽なんだろう。
    大多数でお金もあって識字率の高いユダヤ人と、ならず者とまで呼ばれる識字率の低い貧しいロマ族(ジプシー)。ともに、かの時代のナチスの粛清対象だったのね。ロマ族への迫害は今も続くという。
    ハンナはそんな中自らの出自を隠して生きていた。マイケルがどうして判決前に動かなかったか、動くことをやめたのか、見方が変わる。

    本作の趣旨とは違うだろうけれど、自分の身は自分で守らねば、そのために最低限学んでおかねば、付け入れられる。そんな世の中の怖さをも感じた。機会は貴重である。

  • 一言、出来ないと言えたら良かったけれどそれを言うと彼女は立っていられなくなるんだろう。
    知らない、出来ない、と言える年齢というのがあると思う。
    それでも出来ないと言えるのはひどく馬鹿にされることだし、教養の程度を疑われて家庭を侮辱されるのだから彼女は決して言えなかったのだろう。
    機会があったのに言わなかったと責めるのは簡単だけど、それはすこし乱暴で辱めるのと同じでしかないのだ

  • 中々観られずにいた作品
    色や、セットは好み。役者も良かったが、
    映画だからこそ出来る方向には持っていかずモヤモヤ残る

  • 軽めのラブストーリーものかなと思ってみてたら、ずっしり系。
    すごく考えさせられる。

    「あなたならどうしますか?」
    というケイト・ウィンスレット演じる主人公の言葉が、頭から離れない。
    彼女は職務を全うしただけ。
    言われたことはきちんとやる、真面目で勤勉な女性。
    彼女のような人はどこにでもいるし、日本人でこのタイプの人は多いのではと。
    生まれる時代、場所、置かれた環境でこんなにも違う。
    だからこそ、うすら怖い。
    晩年、罪を認識したとき、彼女はどんな心境だったのだろう。
    ケイトウィンスレットの演技が凄すぎて、色々思いを馳せてしまう。

    それに対して主役の彼の心情は理解しがたかった。

  • 男女、ベッドでの朗読。ユダヤの監獄を見ていた女性。

  • 彼が、真実かそれとも、彼女のプライドか、を選択する苦悩が印象的でした。

    時代が彼女たちを犯罪者にし、そして、ハンナはその犠牲となったのだと思います。

    切ないけれど、目を据えて観ることのできた一作です。

  • 久々に何と言ったら良いか分からない映画を観た。後半の静かな空気の中に、前半の熱い空気がずっと二人の間を流れていた気がする。「愛している」の代わりに朗読をするひと。

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