ねじの回転 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

  • 光文社
3.00
  • (1)
  • (7)
  • (14)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 110
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (206ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 高校の英語の授業で少し読んで以来の、恥ずかしくも通読は初めて。美少年と美少女と行き遅れの女家庭教師の怪談というか、心理的駆け引きで、特に美少年マイルズ君の悪魔的なキャラクターは萩尾望都作品に出てきそうな感じで良かったです。美少女フローラちゃんも無邪気さの底にゾッとする感じの不気味さがあってこちらも良かったです。

  • 「ねじの回転」(ジェイムズ : 土屋政雄 訳)を読んだ。
    だめだ、申し訳ない。
    この小説のすごさとか面白さを読み取れなかったよ。
    もちろん私の読む力の方に問題があるわけだが。
    ねじは回転すれども私の頭が回転しないのではどうしようもないですな。

  • 心理小説と言ったって、そういう系をよく読むので
    これと言うほど感じなかったし
    怖さもほぼ全然感じなかった。
    無念。自分には感受性が足りない。

  • 10代の頃に一度読んでいるけど、かなり年月が経ち、内容はほとんど忘れていた。
    ただ、読んでるうちに、こうではないか?ああではないか?と想像して、先が気になりどんどん読み進めた。

    ホラーと言うには、それほど怖くない。

    本当に亡霊はいたのか。
    家庭教師目線のため、わからない。
    責任感やヒロイズムからストレスで妄想した可能性もある。
    この場合、なぜ最初に見た亡霊の情報がないのに姿を当てられたのかと言う疑問も生じるが、手記なので、後からグロースさんから聞いた情報から当てはめた可能性もある。
    結末の責任を逃れるためにも、亡霊説で曖昧にしたかもしれない。

    亡霊はいたのか?という疑問は最後の場面でそう思ったのだけど、それまでは100%「いる」と思って読んでいた。
    そして、クイントとマイルズの関係、フローラと元女家庭教師の関係。
    とても、怪しげな内容だと。
    クイントがマイルズに、元女家庭教師がフローラに時折憑依して操り、怪しげな関係になっていたのでは?とまで想像してしまうような進み具合。

    10代の頃は多分、えー怖くなーい、全然ホラーじゃなーい程度に思い、記憶に残らなかったのかもしれない。
    今読むと、いろいろ考え、別の意味で怖い。

    亡霊はいたのか、いなかったのか?

  • 難解でした。
    とても有名な作品なので挑戦はしてみたものの…
    思わせぶりな表現がおおくて私の理解の範疇にはないかも

  • ずっとこの話はなんなんだ?って読んでたら突然終わった感じ。なんとなく語り手の家庭教師に対する不信感を抱きながら読んでいた。実際、クイントとジェスル先生はほんとに幽霊として存在するのかというのが専らの議論の的だそうで。
    ねじの回転というワードが語りの中で二回くらい出てくるし、タイトル含め解釈を話し合うのが面白そうな作品。
    あと、恩田陸の小説に同名のがあったんですがなにか踏まえてるんでしょうか気になる。

ジェイムズの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×