鈴木陽介
「木彫りの熊」発祥:大正13年に徳川義親がスイスで買った民芸品を真似て北海道八雲町の農民が冬の収入源として作ったのが木彫りの熊の始まりだとか。
愛おしいのは、床の間やテレビの上でどこかの家族の歴史を見て来た熊。
気が合いそうなやつは目でわかる。
足の裏にも注目。
占いが出来そう。
一つのものを集めると見えてくることがある。
自分の場合は好きな熊を選んでもらうだけで相手の性格がなんとなくわかるように。
蒐集を始めた頃に、アシスタントの面接を受けに来た学生のあだ名が「熊ちゃん」で思わず採用。
これから:熊たちがガラス板を支えるけなげな打ち合わせテーブルを作るのが目標。
手彫りゆえに背中の高さがまちまちなので、支点となる同サイズの4体に出会えるまで探し続けたい。