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- / ISBN・EAN: 4988104083968
感想・レビュー・書評
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とても詩的・文学的で、フランス語の響きがきれい。
どの「家」でも入り込むすきがある、というセリフがしみいる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごいなー、夢中で観ちゃった。
これを狂気と呼んで自分とは区別したいけど、その実自分の中にも普通にある感情だよね。(人によるのだろうけど)
しかしクロードの理知的な瞳、腹の中では何を考えてるか分からない雰囲気、それでいて少年らしい線の細さ、、この俳優さんだからできた映画なのかもと思ってしまうね。美しい。 -
クロードを演じている役者さんの顔がとても好み。顔がひたすらよかった。それだけで映画というより絵画を観た感覚。
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★★★liked it
『危険なプロット』 フランソワ・オゾン監督
Dans la maison
高校の国語教師&小説を書く才能ある生徒
小説を通じてのぞき見る他人の世界
描かれる虚構と現実
友人の母との危険な関係・・・
小説の続きを読みたい欲求と惹きつけられる才能
小説を通じて絡みあう虚構と現実に
教師自身の運命も吸い寄せられる
サスペンス&不思議なブラックコメディ
映画の中で小説のページめくるようなストーリー -
この話の続きが気になる。
主人公の生徒に異常な文章力があるのは映画の特殊性があるともいえるが、実際に自分が高校の教師で生徒が別の生徒に潜り込んだレポートを巧みに書いてきたら夢中読んでしまうかも。
はじめ小説の尊大で人を小馬鹿にした文章をみて、かつての私のようで恐ろしくなったが、それを書いた少年も題材にした少年に殴られたり学校で処分を受けたり、フリーライダーでなく物語の登場人物になれてる所がお気に入り。実際の人生もそんなもんかもしれん。
大人になっても、寝取られると嫉妬するものなんだなぁ。 -
これは私は好きでした。
倒錯している。
撮り方もおもしろかった。 -
”裸足でも雨は踊らない”
若さに溺れて身を滅ぼす中年なんて、どこかで観たような話ではあるけれど、本作は溺れる対象が自分が持ち得なかった才能というお話。性的な描写は添え物だけれども、才能で魅惑する若者のクロードはやはり美しく、演じる俳優さんの将来が楽しみだなぁといったところ。目的は語られないままに次第に虚実入り乱れ、いつしか迷宮に迷い込んだ中年は、お決まりのように身を滅ぼす運命なのです。 -
★★★☆☆
教育と教養の違い
【内容】
作家になる夢を諦めた高校の国語教師・ジェルマンは、生徒のひとりであるクロードが書いた作文に才能を感じ取り、彼に小説の書き方を個人指導していくのだが..
【感想】
なかなか興味深かった。
どこからが劇中劇でどこからが現実なのか。それが混ざりあってきて眼が離せなくなった。
ただ、そのインパクトが弱いからか若干ワンパターンかもと思わせるが、これはこれで現実的でアリですな。
高校の制服化から始まる。生徒の写真がどんどん切り替わるが皆同じようにみえてくる。つまり画一化、没個性を示しているのだ。
一方で非凡な文才をもったクロードは、平凡であるが家族愛に満ち溢れたラファ一家にとりついていく。これこそ現代社会における平準化教育を表している。
どんな才能があろうとも現代社会では他人と同じことを求められるのだ。
そんな標準化した社会において、文学は異彩を放つことができず、"どこかで見た"感じになってしまうのだ。
最後に、アパートを俯瞰するシーンが映り、クロードが見つめている。そこには様々な色があり、多種多様なことが起きる。
この様々な世界を見たクロードは素晴らしい文学を奏でることができるのであろう。
果たして現代の標準化教育というのは教育として正しいのだろうか。。 -
ウディ・アレンみたいな主人公。
作文を巡る映画だから、ものすごい言葉の量。観た後ぐったり疲れちゃった。
「中産階級の妻」であるところのエマニュエル・セニエ、非常にセクシーで、画面から香水の匂いがしてくるようだ。