神去なあなあ日常 (徳間文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 自然の壮大さ、その描写が良い。映像が見たい!と思ったら、これ映画化されてるんですね。知らなかった…機会があれば是非映画も見てみよう。
    都会っ子が携帯の電波の届かない山で少しずつその生活に馴染んでいった。性にあったんだろうね。応援したくなった。そしてこれからも頑張れ!なのだ。

  • (2021/253)直近に読んだ三浦しをんさんの本の読後感が良くなくて、口直し的に安心して楽しめるこちらを久しぶりに読む。高校卒業を迎えても特に進路を定めていない勇気を見かねて担任が(本人への相談もなく)手配したのは、携帯電話も通じないような山奥での林業従事。当初こそ嫌がりながらも、受け入れ先の人たちの人情やら、林業そのものに魅せられつつ成長していく様を、本人が1年を思い起こしながら綴るという形式。軽い雰囲気を全体に纏いつつ、ガッチリ王道のお仕事系成長小説になっていて、安心して楽しめる一冊。

  • 祭りの爆発感、疾走感、が良い。

  • ふむ

  • 林業という関わりの薄い世界を、同じく関わりが薄かった主人公の目線で描いていて、知らない世界を知る楽しみがあった。
    田舎ならではの謎のしきたりがあって、規模が違うけど地元の謎のしきたりを思い出して親近感が湧いた。
    このまま神去なあなあ夜話?も読んでいきたい。

    2024年初読み。3ヶ月近く読書から離れていたが、読みやすく親しみやすい文体で一気に読めた。
    このまま読書習慣を戻していきたい。

  • この物語はひょんなことから“森”で働くことになった都会育ちの若者が、先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来など様々な困難を乗り越えながら成長をしていく爆笑と感動の物語!
    2014年にWOOD JOBという題名で映画化もされた小説です。
    私達と同世代の人の成長が温かく、面白く書かれており読んでいると心が熱くなります。
    また、小説の中で自然の偉大さについても書かれており、自然と人間の共存についても考えさせられる一冊です。

    中央図書館3階 : 図書 913.6//Mi67
    OPAC:https://opac.lib.niigata-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA89949456

  • 相変わらず上手いですね。
    丁寧に取材して書いたのがよく伝わってきます。
    漫画の原作にそのままなりそう。

  • やっぱり安定の三浦しをんさんの職業モノ。
    日本人は無宗教派が多いとされている中で、古来より受け継がれてきた信仰が自然に散りばめられていた。年中行事など少しずつ身近で無くなってきたものをしっかり認識して後世へ繋いでいくべきだと感じさせられた。

  • 平野勇気18歳
    高校を出たらフリーターにでもなるつもりが
    突然 三重の山奥で林業の研修生に!

    豊かな自然。個性的な村の人々。強烈な祭り。
    なにより素直な勇気の感性が光る。

    林業成長物語。

  • 勇気は高校を卒業してもやりたいことがなかった。勉強は嫌いだったので大学を目指すこともなく、なんとなくフリーターで行くのだと思っていた。そうしたら担任の熊谷先生が就職先を勝手に決めてきた。母親は自分の物を勇気の部屋に移してきた。親父からは餞別だといって、三万円が入った封筒を渡され、有無を言わさずに家をたたき出された。仕方ないので、三重県の就職先の神去村に向かうことになった。これからの勇気の一年間の記録だ。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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