モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

  • 岩波書店
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感想・レビュー・書評

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  • 2015年のクリスマスはモモを読んで過ごす。
    実は初見だったりします。なぜこれを読んでいなかったのか。そもそも小学生あたりで読んでおくべきだったのではないか、いろいろ考えました。

    時間どろぼうに時間を盗まれる人々。
    彼らは能率を求めて、時間を切り詰め、余裕をなくしていく。これはでも完全に悪いことなのだろうかと、少し思います。

    今の時代、ただ自分のペースでのんびりと仕事している事がいい事かというと、それで周りに迷惑をかけることもある。

    …とおもうのだけれどもなぁ。

    でも心の余裕は確かに必要だと思いますよ。忙しすぎて子供を放っておくなんていけませんしね。

    なんとなく、いろんな角度から物事が見れる本でした。

  •  小学4年生の頃、終わりの会の時間に担任の先生が毎日少しずつ読み聞かせしてくれていた本。当時は特に何も思わず、ただただ物語を楽しんでいたけど、今思えばなんと恵まれた環境だったんだろうと思う。
     そこから10年以上経ち大人になって再読すると、この物語が身に迫ってくる。効率化・合理性を追求して日々あくせく動いている自分の空虚さを、モモが純粋無垢な目でじっと見つめているような心地になった。

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