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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (252ページ)
感想・レビュー・書評
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世間「凶悪犯罪が増えている」→統計データ「増えていない」
世間「厳罰化で犯罪を減らす」→統計データ「減らない」
など、統計データから分析していく本です。
10年前の本なので、現在は犯罪は減っていることなどすでに周知の事実かと思いますが、確かに10年前はそんなこと言われていたなあ……という感じですが。
目新しい驚きの情報はないですが、初学者にもわかりやすく丁寧に解説されており、2021年現在でも参考になる部分は多いです。
実質的に裁判官が有罪無罪を決めるのではなく検察官が決めることになる、など、現在でもそのまま当てはまる状態です。
代理監獄などいつまでも是正されない問題点の一つだと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世に出回る「犯罪神話」をデータを通して解体し、事実や根拠に基づいた犯罪対策を提案した本。
マスコミから発信される犯罪報道は、視聴率重視によってドラマ性をおびたり、事実に基づかない印象的なものだったりします。それにより、「凶悪な犯罪が増えている」や「外国人犯罪が激増している」など、多くの「犯罪神話」に私たちは囚われています。しかし、統計データなどを確認すると現実は「犯罪神話」と違うことを知ることができます。
物事は印象だけで判断すると間違った結果を導いてしまう可能性があります。統計データなど根拠に基づいて考えることで、社会をより良い方向へ導くことができます。
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