文藝 2024年夏季号

制作 : 文藝編集部 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 50
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 4910078210545

感想・レビュー・書評

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  • 【特集】人文書入門

    【対談】
    小林康夫×大澤真幸
    世界と出会うための読書案内
    いとうせいこう×千葉雅也
    装置としての人文書
     ——文学と哲学の生成変化論

    【アンケート】
    わたしのオススメ「人文書」3冊
    赤坂真理/池澤春菜/絲山秋子/大橋仁/鈴木涼美/長野まゆみ/平野啓一郎/ミカエル・フェリエ/真鍋大度/水戸部功

    【小説】
    青木淳悟 男一代之改革
    園子温 毛深い闇
    柳美里 サンタのおうち
    大鋸一正 ドーナツ
    中村文則 A
    平野純 スッピヤの新しい月
    藤谷治 黙過

    【新連載】
    田口ランディ 逆さに吊るされた男

    【連載小説】
    恩田陸 灰の劇場 第二回
    田中康夫 33年後のなんとなく、クリスタル 第三回
    町田康 ギケイキ 第五回
    岸本佐知子=編・訳
    コドモノセカイ 第二回 ラモーナ・オースベル「引き出し」

    【連載】
    生命と言葉の根源へと向かう新たなる思考
    若松英輔
    [評論]愛しみの哲学
    ——第三章 隠された悲しみ

    あの時の出来事は、我々に何を刻印したのか?「本」を巡る新たなる考察
    神山修一

    [書評カレンダー]あの日からのこと
    ——第十一回 穢れのまっただ中で生きるぼくらの…

    【BOOK REVIEW】
    池澤夏樹『アトミック・ボックス』野崎歓
    中原清一郎『カノン』中条省平
    辻原登『寂しい丘で狩りをする』藤野可織
    仙田学『盗まれた遺書』雪舟えま
    向井豊昭『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』池田雄一

  • いただき物。メイン特集の人文書入門、こちらに素養がないせいかちと厳しかった。
    青木淳悟「男一代之改革」それなりにおもしろいんだけど、今のままだと源氏物語パートがムダに長い気がする。直接本筋と絡まないところをバッサリ切るか、もしくは本筋に影響を与えるようなトリッキーな構成にするか、ちょっと中途半端感。
    園子温「毛深い闇」豊川って街(豊川稲荷周辺)に何度か行ったことがあることと、園子温という先入観のせいか、スゴい映像が頭に浮かびやすい。むしろ映画よりも素直でけれん味がない印象。もう少し肉づけしたら映画なりドラマなりできそう。
    岸本佐知子編訳「引き出し」変な話。ユアグローかマコーマックみたいなテイスト。この連載、いずれ単行本化してくんないかな、まだ2回目だけど。何なら前号の「国境なき文学団」も入れたムックでもいい。

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