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- / ISBN・EAN: 4988105102828
感想・レビュー・書評
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☆.:*・’・*盆栽は語る…*・’・*:.。☆
物語上でロベル(バンデラス)とセカが異父兄弟という設定になっている点や、青年:ビセンテがトルソーとして藁製の人形を用いている点に、何やら監督からのメッセージの一部を受け取ったような…、観ながらそんな想いに浸っていました。
ペドロ監督は同性愛者として知られているご様子。
本作ではメイドのマリリア(彼女も重要な役どころ)と、ビセンテの母親“この2人の母親像の対比”が、私にはとても興味深かったです。
✲ 劇中でロベルが、松の盆栽に“針金掛け”をするシーンが登場するのですが…
このシーンこそが、主人公の想い入れそのものでは?という気がしました。✲
《 自分が(自分だけが…)理想とする形(容姿)、方向へと枝を模(かたど)っていくための作業》
それを、あたかも“盆栽の針金掛け”に擬えているようで・・・
ペドロ監督がバンデラス氏を評価されての起用のようですが、ハビエル・バルデム氏あたりがロベルを演じたなら、又ひと味違った趣きが出たのでは? と、観終えてから、ふとそんな独り言を…
*エレナ・アナヤさんの「眼の美しさ」と、
「ボディースーツがここまで着こなせてしまう」そのスレンダーな肢体に同性としてとても羨ましくもあり、魅かれました*詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初アルモドバル。娘を狂人にした男を整形手術により死んだ自分の妻そっくりに仕立て。バンデラスらしさもちゃんとあった。が、ラストは確実に蛇足。性倒錯狙いなら逃亡する必要はなかったはず。