私立はかない学園 ： 1 (アクションコミックス) [Kindle]

著者 : 紺野あずれ

• 双葉社 (2013年12月12日発売)

感想・レビュー・書評

[sthenoさんの感想 · 2015年8月21日]

女生徒がパンティをはかない校則のある共学の学園の話。



生徒会長が「女生徒はパンティをはいてはならない」という校則を作り、それが採用されてしまうという設定がすでにおもしろい。このマンガ家は『こえでおしごと！』というマンガも描いてるが、これも「エロゲの声優やってると気持ちよくなってイってしまう女」という「どんな設定ｗ」と突っ込みたくなるようなものだ。こいつ、ぶっとんだ設定だけで食ってるな、と笑ってしまうｗ



どっちも結構好きだｗぶっとんだ設定に好感が持てる以上に、登場人物がリアルすぎず、どこか夢の世界というか理想的な世界の住人であるかのように、その設定にさっくり乗っかっていくところが心地よいから。現実世界では、「スカトロ・痴漢・強姦・調教・ロリ・ショタ・ペド・獣姦・屍姦系エロアイテム持ってたらNG、非人間確定」「殺人が起こったらゲームのせい」「パブリックな場に私服でいったら総叩き」「公共の場で子供の公共の不利益的な行動を他人から注意されたらキレるバカ親」（あ、なんかずれてきた。。）といったちょっと脳みそ死んでんじゃね？的なブレーキ役が超強いから、「そういうのうぜぇ」と思う健全な俺からするとそういうのがほとんど出てこないだけで、ちょっとしたいい世界に感じる。



最後はちょっとさらっと流しすぎた感はあったが、そんくらいさらっと終わるのがこの人の作品らしさを感じてよかったねｗ