抱きしめたい -真実の物語- スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 塩田明彦 
出演 : 北川景子  錦戸 亮  角替和枝  風吹ジュン  上地雄輔  斎藤 工  平山あや  佐藤江梨子  佐藤めぐみ  窪田正孝  寺門ジモン  國村 隼 
  • Happinet(SB)(D)
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953062238

感想・レビュー・書評

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  • 2014年 日本
    監督:塩田明彦
    出演:錦戸亮/北川景子/窪田正孝/風吹ジュン/國村隼
    http://www.dakishimetai.jp

    元ネタはテレビのドキュメンタリー番組でも取り上げられた実話、記憶障害の花嫁。ミーハーな理由でなければまず私は観ないジャンルの作品ですが、そこはしかし塩田監督なので、安易なお涙頂戴ラブストーリーにはならず、死がもたらす悲しみよりは、主人公のつかささんが「いかに生きたか」に焦点を絞ってあったので、鑑賞後の感触はけして悪くなかったです。

    予想外に良かったのが北川景子。正直今までのテレビドラマの印象では、同世代の女優陣の中でもダントツの大根役者(失敬!)という印象だったんですが、今回、つかささんが実在の女性ということもあってか、かなりの熱演で、ご本人の鼻にしわを寄せてクシャっと笑う独特の笑顔を再現したり、かなりの努力の跡が伺えて好感度が一気にアップ。映画の中で一番泣けたのも、リハビリシーンでの彼女の熱演でした。一種のツンデレというか、負けん気が強くて前向きな感じが、彼女の素のキャラにも合っていたのかと思います。

    一方錦戸亮。まあこちらは可もなく不可もなく・・・大きな問題点もないかわりに、これといって素晴らしいと思うほどの部分もなく・・・。本来の資質として上手い子だとは思うので、アクのない普通の人、普通の二枚目をナチュラルに演じる難しさ、というのは地味ながら間違いなくあると思います。しかしだからこそなんかこう、たとえ平凡な役でも「これは!!」って思わせる、何か引っかかりが一つでいいから欲しかったなあ。

    ただ、普通のラブストーリーとして見れば、非常に可愛らしいカップルでした。障害とかそういうの関係なく、まーさんのほうがつかささんにベタ惚れで、尻に敷かれてる感じがとても可愛いので、痴話喧嘩のシーンはとても微笑ましかったし。脇では親世代のベテラン陣の上手さは当然ながら、若手ではちょい役の窪田正孝くんの存在感が光っていました。

    総じて、製作サイドの熱意は感じたけれど、つかささんの生き様を伝えたいだけなら、映画にしなくてもドキュメンタリー見ればいいじゃんって結論に究極なってしまうと思うので・・・何か、映画として見せる必然性みたいなものが欲しかったです。美化する以外の方法で。 とはいえ同じ錦戸主演作でも映画の出来としてそんなに遜色なかった「県庁おもてなし課」に比べて興業的にはこちらが圧倒的に成功したようなので、結局一般的には安易なお涙頂戴ラブストーリーのほうがウケちゃうというのも現実なのでしょうが。

  • 軽やかに、ほのぼのとした映画になっていて意外でした。

    ドキュメンタリーに忠実に作られていても、ドキュメンタリーを思い出すだけなので、ほのぼのタッチで正解だと思った。

    「逃げるなら、今のうちだよ」は、やはり印象に残っていた言葉。

    個人的には、出産後の「かわいっしょ~!?」も印象深いんだけど・・・

    司さんが、天国で喜んでいるんじゃないかな。

  • ドキュメント的なリハビリの様子のシーンが見ていてつらかった。北川さんの熱演が印象的。

  •  タクシー運転手のまーさんは事故で半身不随となった司と交際する。やがて二人は結婚を意識するが。。。

     北川景子って可愛いだけじゃなくてなかなかすごい女優なんですねぇ。
     乙武君不倫騒動の後に改めて見てみると、障碍者の介護って抱き上げたりと性的なニュアンスを含むものが多いことに気づかされる。

  • 何だか健気な作品。
    自分をその立場に置いてみると、中々できないな、と正直思ってしまった。

  • 感動した

  • 良かった。
    錦戸亮と北川景子のペア、堅実な脇役。外れの訳がない。
    錦戸亮って、どの作品でも同じようなキャラ。でも、爽やかでいい。

  • 錦戸くんと北川景子さんがびっくりする程美男美女!
    宣伝で流れてた安室奈美恵さんの主題歌がしっとりしてたから、映画の内容も切なくて重たい感じかなって思ってたけど、意外にさくっといけた。
    話の展開が後半随分あっさりしてるなぁと感じたぐらいで、思ってたより全然良かった。

  • 実話を元にした映画。
    障害を乗り越えてお子さんが産まれて、幸せいっぱいの時に亡くなったことを思うと、なんとも言えない気分になった。
    特に、事故後のリハビリの時の北川景子さんの演技は素晴らしかったと思う。

  • 本当にあった話がモチーフ。

    もうちょっと深く掘り下げて欲しかった。

著者プロフィール

1961年生まれ。立教大学在学中より自主制作映画を作り始める。83年、黒沢清監督『神田川淫乱戦争』に助監督として参加。同年『ファララ』がぴあフィルムフェスティバルに入選する。その後、大和屋竺のもとで脚本を学ぶ。99年、初の長編映画『月光の囁き』がロカルノ国際映画祭に出品、同年第24回報知映画賞新人賞を受賞、同年『どこまでもいこう』『月光の囁き』で日本映画監督協会新人賞、2000年第9回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞。01年『害虫』でナント三大陸映画祭審査員特別賞および主演女優賞(宮﨑あおい)。04年『黄泉がえり』で第27回日本アカデミー賞優秀監督賞・優秀脚本賞。05年『カナリア』でレインダンス映画祭グランプリを受賞。主な作品に『どろろ』『抱きしめたい -真実の物語-』『風に濡れた女』(ロカルノ国際映画祭若手審査員賞)などがある。

「2019年 『映画「さよならくちびる」公式ブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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