大統領の執事の涙 [DVD]

監督 : リー・ダニエルズ 
出演 : フォレスト・ウィテカー  オプラ・ウィンフリー  ジョン・キューザック  ジェーン・フォンダ  アラン・リックマン  テレンス・ハワード 
  • KADOKAWA / 角川書店
3.56
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感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126209124

感想・レビュー・書評

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  • この辺の変革運動は、昔少し勉強していて、流れをさーっと歴代の大統領側から観れたのはよかった。

    これだけの差別を受けて
    暴力で返さず受け入れた黒人はやはりすごいです。

  • 別の方向から見る。

    それだけのことが人間にはなかなかできない。
    差別、嫌悪とはなんだろう。
    今正しいことが100年後には間違っているかもしれない。

    その激流を経験した人が黒人大統領の誕生に感じたものを
    私は100分の1も推し量れてい無いだろうけれど
    自分の感覚を信じようと思った。

    執事とは気高いというキング牧師の言葉。
    従属的といわれるが、真摯に仕えることで
    従来の黒人のイメージを打ち破った。
    彼らは戦士なのだ。

    そんな戦いもあったんだと
    しみじみする

  • -セシルもルイスもいいけど、だれよりも弟のチャーリーがいい。喧嘩してるとこでおちゃらけて空気を取り持とうとしてるとことか、それでもしっかりと自分の正義感で戦争いっちゃうところちか、健気でいい。
    -ガールフレンドがブラックパンサー入って一気にアフロではじけちゃったのとか凄く悲しい。
    -セシル役のフォレスト・ウィテカー、初めて見たけどあの優しそうな目は唯一無二だな。
    -セシルのお母さんどっかで見たことあるなーと思ったらマライアキャリーという。
    -エンディングにオバマにつなぐのは見事なストーリー展開。
    -構成としてあまりにも長い期間を凝縮してすっ飛ばしすぎというコメントも多いけど、これはこれで斬新で、コンパクトで、見やすくて凄く好きだった。

  • 作中に「アメリカは自国の歴史を見ない振りをしながら、他国の歴史に口を出している」という意味のセリフがあった。

    アメリカの歴史を良く知ることは、世界情勢を知ることに欠かせない。白人がアメリカ大陸発見が始まりだと錯覚しがちだが間違っているのは当然のこと。

    人種問題は今でも深刻な問題だが、日本人の自分には身に染みるほど迫ってはいない。ただ、知識だけ。それではいけない。

  • 半世紀以上に及ぶ(そして今も続く)公民権運動、人種問題の歴史が横断的に描かれた映画。駆け足なのは否めないが、斯様映画はたくさんある中で、大統領に最も近い位置にいた黒人の視点で描いている点や、現実主義の父と理想主義の息子の対立がControversialな点、近代史を横断的に学べる点でとても勉強になる作品。この作品を観てから "それでも夜は明ける"観るといいかも。

  • 一通り大統領を追うのかと思ったら、ジェラルド・R・フォード~息子ブッシュまで、レーガンを除いてすっ飛ばしてた。ニクソン役のジョン・キューザックが相変わらずいい。
    キング牧師が、執事をすることで白人に能力を示すことで公民権運動として戦ってるんだ。その人たちは闘士なんだと主人公の息子に語りかけるところがいい。
    あとシット・イン運動(座り込み)で、白人席でひたすら罵倒を浴びされるところが酷すぎる……。あれで息子の彼女がブラック・パンサー党にはいって暴力的解決をはかろうとするのもわかってしまうわ、悲しいことだけど。

  • 執事と大統領のハートウォーミングな話だと思ってたけど、そんな簡単な話じゃなかった。アメリカ国民ではない自分でも、考えさせられる作品だった。その国の歴史をもっと知りたくなるし、自分の国のことをもう一度振り返ってみたくなる作品でした。

  • 良かった!
    若干『ヘルプ』みたいな感じ。
    ロビンウィリアムズ出てるじゃん!
    今でも差別って残ってるけど、この時代に比べれば白人に抗議出来る今の時代はマシになったんだなと思える。
    白人はこの映画を観てどう思うんだろう。

    ストーリー
    全米3週連続1位!

    世界の中心<ホワイトハウス>の知られざる物語。
    実話をベースに描いた感動のヒューマンドラマ!

    米国の第34代大統領アイゼンハワーにはじまり、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、そしてレーガンまで。
    7人の大統領に仕えた黒人執事の実話に基づく、感動のヒューマン・スペクタクル

    『プレシャス』でアカデミー賞に輝いた監督リー・ダニエルズが、ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた黒人執事から見る、揺れ動くアメリカと、時代に翻弄される家族の物語を描く!

    本作を見たオバマ大統領は、ラジオで「目に涙あふれた」と語り、全米で話題の1本となった。

    奇跡のオールスターキャスト集結!
    執事セシル・ゲインズを演じるのは、アカデミー賞主演男優賞を受賞した名優、フォレスト・ウィテカー。
    その妻グロリア役には、アメリカを代表する名司会者のオプラ・ウィンフリー。
    その他、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、キューバ・グッディング・Jr、アラン・リックマン、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ロビン・ウィリアムズ等、アカデミー賞受賞やノミネート常連の俳優陣に加え、ダニエルズ作品には欠かせない、マライア・キャリー、レニー・クラヴィッツといったミュージシャンまで、オールキャストが集結!


    綿花畑の奴隷として生まれたセシル・ゲインズは、見習いからホテルのボーイとなり、遂には、ホワイトハウスの執事にスカウトされる。
    キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争・・・
    アメリカが大きく揺れ動いていた時代。セシルは、歴史が動く瞬間を、最前で見続けながら、忠実に働き続ける。
    黒人として、そして、身につけた執事としての誇りを胸に。
    そのことに理解を示す妻とは別に、父の仕事を恥じ、国と戦うため、反政府運動に身を投じる長男。
    兄とは逆に、国のために戦う事を選び、ベトナムへ志願する次男。
    世界の中枢にいながらも、夫であり父であったセシルは、家族と共に、その世界に翻弄されていく。
    彼が世界の中心で見たものとは?
    そして人生の最後に流した、涙の理由とは―

  • 歴史は繰り返しますね。

    公民権運動、ブラックパワー、ミシシッピバーニング、と。
    今まさにアメリカのデモと全く同じ状況だ。

    2014年にして未だ、WASPの地位は揺るがず。

    今一度観るべき一作でした。

  • ホワイトハウスで執事を務める男とその家族の目を通して、
    アメリカの黒人社会の移り変わりを描いた映画。

    1人の人間が老いるまでの話として描き切れてしまうぐらい、
    アメリカの変化は怒涛の勢いだったのだと改めて気づかされた。

    ラストシーン、主人公がホワイトハウスを堂々と歩いて
    オバマに会いに行く姿で泣いた。
    誇りを持って戦い続けた人の背中は老いてもかっこいい。

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