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- / ISBN・EAN: 4959241753113
感想・レビュー・書評
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1988年 サツキ 日高のり子さん
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夏に観たいジブリアニメ筆頭。
日本人なら誰でも知っている「夏休みのにおい」と「ノスタルジー」を感じられる作品。
公開当時は評価がイマイチだったらしいけれど、おそらく時代が経つとともに日常のリアルさがレトロになって、そのレトロ感に古き良き時代を感じる大人が続出なのだと思われます。
ご近所同士がおチビちゃん、お子ちゃま、青年、中年、老人と声をかけあって暮らす土のにおいがする場所。
過ぎ去っていく盛夏の夕暮れ。
カナカナの声。
もう戻れない場所。
そんな記憶のなかにトトロはいるのでしょう。 -
子供のとき以来、久しぶりに見た。
当時はサツキちゃんがかわいそうで、ちょっとつらい気持ちでみていた。長女だからいろいろ我慢しているけれど、サツキはまっすぐで素直だから、屈折はせずに大人になっていくのかもしれない。
はじめてこの映画を見たときには、ちょっと昔だった昭和30年代を舞台にすることとか、ススワタリの描き方とか、すごくわくわくしたものだった。
髪をお母さんにとかしてもらうサツキがうらやましかったり、雨音を楽しみ、傘を楽器ととらえる感性とか、コマで空を飛ぶという子供らしい発想がうらやましく、また「大人」がこういう世界を描くことに感心をした。
今見ても、サツキがめいをさるかに合戦のかにみたい、と例えたり、家の前が森になったらいいなと庭にどんぐりをまく感性は、私にはもうないもので、その素直さにうらやましさを感じる。
あとは、井上あずみさんの、素直でのびやかなきれいな歌声に心洗われる。こんなにきれいな歌声の人がいるなんて。ラピュタやトトロの世界観にぴったりだと思う。 -
起承転結の転が弱めで子供向けな感じですが、作画が素晴らしい!映像だけでも価値がある映画
トトロも可愛いし、猫バスのふかふか加減がよく表されていて和みました。 -
見終わった
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「あなたはトトロっていうのね?」と平常心で納得出来る価値観を、持ち合わせてはいないのだけど、受け入れられる説得力がすごい。限りないドメスティックさとか、現代ではない日常性、その日常の内側とかがスーッと入って来るのは何なんだろう?
あと、たくさんの人が、子どもたちが、知ってるのって、単純に、すごい作品だわ。
ススワタリの夜のお引越しシーンがハイライト。