惡の華 コミック 全11巻完結セット (少年マガジンコミックス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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感想・レビュー・書評

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  • 表紙からしてけっこうキテるクセの強い作品。中二病が変な風に膨らんでしまって行動が突拍子もなくシュールで変態的になるのが共感しにくい部分ではあるが、その変な風に膨らむ様が逆にこじらせ中二病らしいリアリティとも言えて、中二病の描写には突き抜けた魅力があると感じた。ここまでされると逆に清々しさを感じるみたいな。漠然とした不安感や細かい痛々しさの見せ方は非常に上手いと思う。ダークな青春漫画という感じ。

  • 27/7/1
    とりあえず8巻まで。いやー、しんどい。こんな漫画とは思わなかった。よく人気になったな。思春期丸出し、どろどろ丸出し。気持ち悪いほど。「健康で文化的な最低限度の生活」と並行して読んでたから、余計に対比が強くて…。正直続きも読みたくないくらいだけど、最終巻まであと少しだから借りてこよう。結局気になるし。ほんと思春期を脱して良かった。大人になって良かった。

    27/7/2
    完読。しかし、通して読んでもよく分からない漫画だった。インパクトはすごいけど。高校生バージョンの中村さん、中村さんの面影が全然ない。髪型が変わると誰が誰だか分からないよ。中村さんのお母さんも落ち着いてたし、お父さんの言った「お母さんにそっくり」はどうなったんだ。しかし、常盤さんはヒエラルキーのトップにいたくせに、意外と黒い人間だ。こういう人もいるのか。春日君と結婚まで行くんだから、いい人だ。小説家にもなれたみたいだし。最後、また中村さん目線での最初に戻るのが気持ち悪い。ほんとにこんなに虫に見えてたら、そりゃクソムシって言うわな。よくクソムシ時代を脱したもんだ。

著者プロフィール

★漫画家。2002年、講談社ちばてつや賞ヤング部門の優秀新人賞を受賞。翌年、別冊ヤングマガジン掲載の『スーパーフライ』にてデビュー。同年より同誌に『アバンギャルド夢子』を連載した後、ヤンマガ本誌にて『デビルエクスタシー』などを連載。2008年より漫画アクションに連載した『漂流ネットカフェ』は、テレビドラマ化された。翌2009年より別冊少年マガジンにて『惡の華』を開始し、大好評連載中。

「2011年 『NEMESIS No.5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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