星がひとつほしいとの祈り [Kindle]

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  • 実業之日本社
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感想・レビュー・書評

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  • さまざまな立場の女性が自分の人生を見つめ直す小説の短編集。著者の作品らしく、旅の中で心温まる話が多い。その中に「ハグとナガラ」のひとつがあり、読み始めてすぐ主役となる次の登場人物が思いだせた。2年前に読んだ小説の内容を覚えていたことで、自分の記憶力がまだ保たれていることも確認できた。それにしても、最近は原田マハの小説ばかり読んでいる。

  • 表題に惹かれて読んだ。
    読んでいる時は優しくいれた気がする

  • さまざまな女性にスポットを当てた短編集。

    激しい感動はないけれど、それぞれの話にホッとするような温かさがありました。
    特に沈下橋、長良川がよかったなぁ。

    あと本のタイトルがとても好きです。
    (詩的だなと思ってたら本当にフランスの詩人の引用やった)

  • 心に染みるとは、まさにこのこと。「疲れたね、ちょっと休もうよ」と言われ、ホッとして力が抜けたような安心感がありました。そっと寄り添ってもらえた感覚。こんな感覚を読書で得られるのは、人生で初めてです。

  • 短編集。
    様々な世代の女性を描く。
    表題作は人気コピーライターのもとにマッサージに来た80代の老女のひとりがたりがメイン。
    タイトルといい、老女の心持ちといい悲しくも美しい物語だった。


  • 私は、星を手に入れた。あなたという星。決して届かなかった星。

    娘として妻として母として、20代から50代まで各世代の女性の希望と祈りを見つめ続けた物語。
    .
    どのお話も女性が輝いていた。命について選択する局面が多く、寄り添ってあげたくなる。
    .
     

  • 原田マハさんはあまり読んでなかったが、久々胸を揺さぶられた。場面も感情の動きも伝わってくる。こんな恋をした人なら特に。

  • 読む前から、とにかく題名が素敵だなぁと思っていたら、題名は別の方の詩集から引用とのこと。
    読み始めようと思って、最初のもくじを見たらそれも素敵で。
    日本語題名と英語題名。
    *
    短編集。
    私は表題作の「星がひとつほしいとの祈り」と「寄り道」が好き。
    最初不倫ものの短編集かと思って、苦手かも…と思ったけど、そんなことはなく。
    ホロリとしてしまうお話が多かった。

  • 期待がありすぎて、感動がなくなってしまった。
    読みやすいけど、今の自分にはいまいち入ってこなかった。

  • 表題作が素晴らしかったです。
    友人の一人を思い浮かべながら読みました。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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