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- / ISBN・EAN: 4548967069020
感想・レビュー・書評
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冒頭の音楽が前作の余韻を想起させる。深い悲しみの中で過ごすハリーは、ホラグ・スラグホーンと出会い、彼が握るヴォルデモートとの秘密に迫ることになる。
前作から登場したルーナが可愛くて、出番も多くて嬉しい。
ハリーはチョウ・チャンとは自然消滅したようで、原作だともう少し丁寧に描かれていたのかもしれないが、もう記憶も定かではなく、映画だけを見るとハリーもチョウも尻軽だな?という印象。そして突然大きくなるジニーの存在感。
クィディッチでもジニーの存在が光る。ラストを知っているので、ジニー役の女優がかわいく成長してくれて嬉しい。
ロンとハーマイオニーの素直じゃないやりとりが続くが、そういう時ってあるよね・・・と生温かく見守っている。
この巻は、スネイプの出番が増えるので好き。
明かされるドラコとスネイプの関係、スネイプの過去。意外だったハリーの父親の性格。ハリー自体もショックをうけつつ、これまで脇役だった人間の背景も明らかにされていき、この作品がシリーズのラストに向けての重要な骨格になっているような気がした。
そして今度はダンブルドアが死ぬ。
巻が進むごとにハリーの大切な人が死んでいく展開に、原作を読んでいる時は鬱になったが、改めて映画で見ていると、ラストにむけての布石がこの話にもいくつか散りばめられており、希望がちりばめられているのが分かった。原作に忠実な映画作品だからこその技か。
余談になるが、原作に変な演出や脚色を加えて捻じ曲げるより、原作の世界観を守って読者のイメージを大切にする作品作りがヒット作を生むのだと思う。 -
コレジャナイ感にびっくりした。
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物語は、ここから完全に暗い方向に進んでいきます。その証左に、前回まできゃっきゃと無邪気に雪玉投げつけたり新校長の腰巾着やったり可愛かったマルフォイが、急に深刻な顔になります。
かわいい。