- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988113829892
感想・レビュー・書評
-
1972年公開、マフィアであるコルレオーネ一家の抗争や盛衰を描いた不朽の名作。死ぬまでに一度は拝みたかった映画のひとつにやっと手が出せました。
マフィアの頂点に君臨するドン・コルレオーネ。その立場であればさぞかし冷酷非道なのだろうと先入観を持っていました。しかしその強大な権力を持ちながらもドン・コルレオーネは他人の声に耳を傾ける。3人の息子に期待を寄せ、彼らの将来を憂える。時に心を揺らし表情に影を落とす。そんな人間味溢れる彼の人物像に惹かれる人も多いのだと思います。
それぞれの人物とエピソードがしっかりと描かれ、ここぞとばかりに流れるゴットファーザーの名曲は唸るものが。3時間におよぶ超大作にもかかわらず重厚なストーリーで時間を感じさせません。
若かりし頃のアル・パチーノが美青年すぎて衝撃を受けます。裏の世界で父や兄たちに不幸が続き暗雲が立ち込めている様子を察し、恐らく一人静かに決意したのでしょう。時間の移ろいとともに変化する表情が見事。印象的なセリフも多く、繰り返し観たくなる理由が分かります。観て良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカで財を成したマフィアのドン・コルレオーネ。息子のマイケルは堅気だったが、敵対するファミリーにドンが襲われ、復讐の嵐が吹き荒れて。
初見です、たぶん。どの作品を観ても、アル・パチーノはカッコいい。そして、最後のセリフ。さすが新ゴッドファーザー。感服しました。 -
名作と言われるゴッドファーザーを今更鑑賞。
マフィアのストーリーと聞いていたので、なんとなく自分向きではないと敬遠してきたが、もっと早く観ればよかったと思うくらい、自分の中にズシリときた映画。
マーロン・ブライドの言葉多くない役の中で感じさせる圧倒的なドンとしてのオーラに、アルパチーノの堅気からマフィアへなっていく過程の目つきやオーラの変遷。そして、細かいエピソードが、「ここで繋がるのかっ!」という巧みな伏線。
一度観るだけだと、登場人物も多すぎて分からないことが多いが、2回観たら、この作品の素晴らしさが更に分かるようになる。
50年以上も前の映画なのに、なぜこれが素晴らしいと言われ続けているのか、痺れるほどよくわかった。
これだけの大作は、近年は生まれていない気がする。
いまは動画は誰でも作れて、アップできる時代。でも、これこそプロの作品だし、映画だからできるもの。
娯楽として人が安易に創るものではなくて、沢山の人が巧みにストーリーを演じて創る映画というものの真骨頂を見た気がする。
3度目の視聴は、ゴッドファーザー2を観てからにしようと思う。 -
"Tell Mike it was only business, I always liked him."
久々に見たけど、やっぱりいい…。
この完成度の高さ!
端役に至るまでの登場人物の一人一人、役者自身だけでなく製作側全体が丁寧に扱っているのが感じられる。
華やかな出来事と陰惨な出来事が対になって繰り返される形式美もとてもいい。
服装がみんな決まっていて粋なのも、見ていて気持ちがいい。
そして今回しみじみ思ったのが、台詞がとても美しい。
男の美学、マフィアファミリーの美学という枠を非常に上手く利用して、映画の美学を表した作品だと思う。
好き! -
ずっと食わず嫌いして見ないでいたマフィア映画の金字塔を、ついに観た
若い頃に観ても、きっと今ほど理解できなかっただろうから
たぶん見るのが今で良かったのだと思う
すごかった
アル・パチーロ演じる三男マイケルの人間性が変化していく様が
有名なゴッドファーザーの愛のテーマが象徴的に流れることで印象づけられる
冒頭の結婚式と、後半の洗礼式があることで、はっきり見える
演出と構成が効果的なのが、すごかった
曲だけは知っていた「ゴッドファーザーの愛のテーマ」は、映画を見たことで印象が、かなり変わった -
会話が少ない映画は自分にむいていないと思った。
長い。 -
「映画好きなら必ず見るべき」と言われる作品の中で、わりと上位にくるこの映画は、イタリアで実際に起こったらしい、実話に基づいたとあるマフィアの物語。
70年代の映画といい、3時間の長さといい、過激なシーンといい、観るには覚悟が必要になるが、こんな世界が本当にあったのか……と思い始めたら最後まで見入ってしまった。 -
イタリア系マフィアの血で血を洗う抗争を映した作品。
少し長めの映画だが、観るものを飽きさせないシナリオと、迫力ある演技が好みに合った。
2も見よう。 -
2022/10/9
映画勉強会のために復讐。 -
定期的に観たくなる傑作。名シーンが多い。私はPart Iが一番好きです。
-
最初は正直退屈だと思ったけど、だんだんと引き込まれる。
マイケル自身もビートもマイケルには表の道を歩いて欲しいと思っているのに皮肉にも彼が次のドンになる…
最後の方ではドンとしての貫禄を身につけ、家族とは心の隔たりを感じる。
色々やることはやっているのに麻薬の取引には反対のビート。ある意味筋は通っているし、家族愛があり、キャラクターに人間味がある。
冷酷さだけでは無いあたりさすが名作。 -
人間の機微、ささいな感情の揺らぎ、語らないことの饒舌,,
、マーロン・ブランドの演技の懐が深すぎる。人間の匂いがする。なぜ、あのように、不合理な動きを出来るのだろう。物語というよりも、一つの行動にあらわれる緊張と美しさの連続。完璧 -
マーロン・ブランドとアル・パチーノ、さすが大ヒットしただけある大作だ。
-
何度観ても素晴らしい!
マーロン・ブランドの重厚な存在感、アル・パチーノの段々と凄みを増すオーラ、人生の悲哀、いろいろとこみ上げてくるものがある… -
小学校の頃TVのロードショーで何回か見た覚えがあるが、トンプソンで滅多打ちするシーンしか覚えてなかった。今回初めてストーリーが分かったよ^^;
-
思ったより長い!有名作品をちゃんと見てみた。
「ファミリー」とは。
結局「家業」に否定的だったマイケルが「ファミリー」のために家業に身を投じていくのが切ない終わり方だった。忠誠と騙し合い、人がどんどん死ぬし車は穴だらけです。
マフィアファッションかっこいい。
シチリア、イタリアな音楽もいい。
コナーのヒステリック具合にちょっと引いた。 -
TVにて
何度見てもマーロンブランドの渋すぎる演技に感服する.真ん中辺のシチリアでの逃亡生活の時の不穏な空気を孕んだ牧歌的な風景が美しかった. -
途中ちょっとダレたがおもしろかった。マイケル=アル・パチーノがだ
んだん変わっていくところがうまい。マーロン・ブランドの存在感もさ
すが。あとしゃべり方が何言ってんだかわからないところもいい(笑)。
でも最後はすっかり好々爺になって、畑で倒れて死んでしまうというの
が切ないな。マイケルが途中で逃亡したシチリアの町が美しい。かつて
は彼のことをかわいがっていたMブランドの部下たちが、マイケルの手
にキスしながら「ドン・コルレオーネ」と呼びかけるところでドアが閉
まる。それを見つめるケイ=ダイアン・キートンの不安げな顔が閉じら
れるドアで暗転。うーん、すばらしいラストシーンだ。 -
ちゃんと見ないと話が難しい。話がってより登場人物が多すぎて誰がどう関係しているのか解説見ながらまた見たい。
マイケルがファミリーをまとめていく話で政治的なことを考えて身内の裏切り者や不利に働く人たちを次々と静粛していく…ヤクザ映画です。