オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~ [DVD]

監督 : J.C チャンダー 
出演 : ロバート・レッドフォード 
  • ポニーキャニオン
3.29
  • (2)
  • (10)
  • (8)
  • (1)
  • (3)
本棚登録 : 51
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013022584

感想・レビュー・書評

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  •  事故によりたった一人、大海原で遭難してしまった男のサバイバルの姿を描く海洋ドラマ。

     セリフはほとんどなく、一人の男が船の穴を防いだり、通信機器の修理を試みたり、飲み水を確保しようとしたり、帆を直したり、
    といった彼の動きだけがひたすらに淡々と描かれます。

     それだけに印象的だったのは波や風の音、何のBGMもかかっていないシーンではそうした音がはっきりと聞こえ、海の残酷さや誰もいないのだ、という孤独さを感じさせられます。

     登場人物は一人でセリフもない中、映像を最後まで持たせているのがすごいな、と感じました。ラストまで主人公は助かるのか、助からないのか、どっちとも取れない描写が続くので、淡々としながらも緊張感を感じながら見ることができたと思います。

  • 色々なところでいわれてるようだけど、『ゼロ・グラビティ』の海洋版的な映画。しかしあちらは登場人物が二人だったが、こちらは一人。しかも撮影時76歳だったという、あのロバート・レッドフォードである。

    そのレッドフォードが凄い。セリフはほんの数語しかなく、演技というか、彼のサバイバル状況をリアルに撮っただけのように見える。それだけ自然。しかも老獪な手付きで次々と困難をくぐり抜ける様は、まるで海洋サバイバルのマニュアルを観てるかのよう。笑

    とてもリアルで、美しく上品な仕上がり。最後まで大げさにし過ぎない辺りが良かった。

  • 原題:ALL IS LOST (2013年)

    一人で漂流した男の物語。
    漂流物にしては派手さがあまりなく、たった一人なのでセリフも殆どない。
    少々退屈にも思えたが、最後は完全に持っていかれた。

    “ハリウッドの名優、ロバート・レッドフォード主演によるリアル海洋サバイバル。インド洋をヨットで単独航海中の男が、トラブルに見舞われ遭難してしまう。数々の災難を乗り越えるものの、希望が見出せず…。”

  • キャスト:ロバートレッドフォード…1名…
    まぁ全編彼以外は出てこないので当たり前ちゃあ当たり前なんだけれども、こんな映画始めて観た。
    簡単に言えば、遭難したジジイのサバイバル物語なんだけど、老練な船乗りだけあって、有り得ないようアンラッキーな事故にあってからの対応、修繕の件は、とても落ち着いて淡々とした動きっぷりが面白かった。歳は取っても海の男って感じだし、レッドフォードだからか遭難している割に妙に品があるんですよね。服装とか立ち振る舞いとかそう云うところがカッコいい。
    船を捨てる決意をした後の行動も手際が良くて気持ちよかった。だけど不慮の事態で水を確保できていなかったことで憤りは感じ、あきらめそうになったんだが、事実を受け止めてからの行動は見事でした。最後まで、死んでしまうのか生き残るのかハラハラドキドキしながら観ましたが、足掻いて足掻いて迎えたラストは何かある種のカタルシスがあって満足でした。演出も素晴らしかったです。
    出だしの懺悔のような告解は、そう云う事だったんですね。出だしいきなりの漂流コンテナといい、メッセージボトルの件といい、ほんと巧妙な演出で素晴らしかったです。見事な一人芝居です。必見の価値はある。けど評価は…すいませんです。

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