天地明察（特別合本版） (角川文庫) [Kindle]

著者 : 冲方丁

• KADOKAWA (2014年6月20日発売)

感想・レビュー・書評

[とおさんの感想 · 2022年11月29日]

一冊が全て序章｡下に続く

[マゼンタさんの感想 · 2024年3月11日]

この時代の歴史小説は初めてで難しい感じや文字があったがなんとか調べながら読んだ。実際の人物渋川春海の改暦についての物語。暦ってこんなに奥深かったんだと感心した。

[chestnut58nさんの感想 · 2024年1月4日]

改暦に挑む春海の情熱と苦悩に感動。歴史と学問の壮大な物語。【士気凛然、勇気百倍】！！

[onepointsgiさんの感想 · 2019年1月3日]

改暦にまつわる話をもとにした時代小説。

若き日の春海が生涯をかけて取り組むべき問題を探しながら苦悩する姿は現在の自分にも通ずるところがあり、共感しながら読んだ。具体的なエピソードに彩られた前半に比べ、後半はやや駆け足になった感がある。

残念だったのは北極出地を終えて出題したという招差術の問題に必要な条件が不足していて解が決定できないことで、問題を解きながら読んでいた自分は春海また無術の問題を出してしまったのかと思ってしまった。

著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」