夜の床屋 [Kindle]

著者 :
  • 東京創元社
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感想・レビュー・書評

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  • 変哲なさめの題名でした。
    表紙絵に惹かれ読み始めました。

    浮世と思って読んでいたら、存外むこうのほうでした。
    直球でつながっているわけてはないのてすが、最後の作品が全ての作品に影響を与えるうまさを感じました。

  • 連作短編集というのか壮大な一つの物語というのか。
    道に迷い無人駅で一泊しようとした大学生たちが、深夜に一軒の理髪店が営業しているのを見つけて店の扉を開けると…という表題作から軽い日常の謎短編集かと思いきや、後半から予想外のところに連れて行かれる構成が面白かった。少々強引だがインパクトあり。この著者は別の作品も読んでみたい。

  • 不思議な感じ。

  • いわゆる本格物と云っていいのだろうか。日常で起こった、およそ現実的には起こりえない出来事に対して、鮮やかな謎ときが展開されるという、形式は古いけれどミステリーの王道といえる短編が前半続く。ちょっと説明調になってしまうのが残念な感じだが。
    後半は幻想的な中編。ミステリーとしての評価は余り高くないようだが、個人的にはこちらのほうが好み。

  • なんで、夜中に床屋が開いてるの?
    から始まるミステリ連作。
    最後の、「こんな所まで連れてこられた」感が
    嬉しい驚き。

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著者プロフィール

沢村浩輔:2007年、短編「インディアン・サマー騒動記」(「夜の床屋」に改題)で東京創元社主催の第4回ミステリーズ!新人賞を受賞。受賞の前年には「『眠り姫』を売る男」で同賞の最終候補に残る。これら2作を盛り込んだ連作短編集の『インディアン・サマー騒動記』(文庫化にあたり『夜の床屋』に改題)を2011年に刊行しデビュー。寡作ながら、作品が本格ミステリ作家クラブ選の年刊アンソロジー『本格ミステリ09』に採用されるなど、その実力が評価されている。他作品に『北半球の南十字星』『週末探偵』などがある。

「2019年 『時喰監獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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