水車館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 館シリーズの2作目!!
    1作目は1行の衝撃にやられまくった「消える魔球」みたいな衝撃的な変化球やったけど
    2作目は「火の玉ストレート」って感じのゴリゴリ直球でこれぞ本格ミステリの教科書って感じの作品!!

    館シリーズはこんな感じで作品によって色というか作品の持つ雰囲気が違うんかって、いろんな綾辻行人さんの奥義を何種類も味わえるんかな〜って思うとこの先の館シリーズを読んでいくのが楽しみになる作品!!

  • 謎解きとして楽しめる。
    物語全体に陰鬱な空気が漂っていて不思議な小説。

    最後まで読むと事件の真相はアンフェアだと感じる。

  • 薬指だけ発見、他のバラバラ死体。スケキヨみたいなゴム白マスクの館の主人。
    バラバラ死体を作るのに、警察が血液検出の調査をしていないのか? 死体のABO形式以外の判定、歯型のチェックなど……1980年代当時は無視してよかったのだろうか。

    読んで直ぐにネタが分ってしまうのは時間の経過ゆえだろうか。30年以上前の作品なので粗は目立つのが仕方ない部分もあると思うが、今のミステリファンにはちょっと厳しいかもしれない。ご都合主義が目だってしまうだろう。

  • 本格だ!あとがきにも書いてあったけど、トリックとしてはあるあるなんだよね
    あやしーなーって分かっていても面白いんだから、面白いんだよ、きっと

    不思議な感じは残るものの、謎解きとしてはスッキリものなので、これだけ読んでも楽しめるよね

  • 前作の「十角館の殺人」と比べるとインパクトは
    少ないかな。私は物足りなさを感じ、読み進めるのに時間がかかった。
    でも、あとがきを読むと作者さんは敢えてそう書いた様子。このシリーズの不気味な感じが好きなので3作目に期待。

  • 普通

  • 入れ替わりネタであろうことは序盤で予想がつくが、もう一つの色盲ゆえの齟齬には気がつけなかった。読み返してみると、確かにおかしな描写がいくつかあって面白い。こういうミステリあるあるだが、読んでいるときにどうして気がつかないのか(もちろんそれが作家の技量ということなのだろうが)不思議だ。せっかくなのでこのまま他の館シリーズにも挑戦したい。

  • 設定がゾワゾワしてしちゃって…19歳の少女と40歳くらいの男性が夫婦って…幼妻って書き方もすごく嫌。その後関係のある人も38歳くらいとか…どうしても少女のこと思うと胸糞悪くて…ストーリーがあんまり入ってこない!泣 面白いのに非常に残念!ただそれだけ

  • スタンダードな、『いかにも』というミステリーの雰囲気を楽しめる一冊。
    個人的な好みとして陰鬱なシリアスより刺激的なエンタメをカジュアルに楽しむ傾向があるので前者に属する(という印象の)本書は☆3つとしましたが、飽きることなく最後まで読了できる良い推理小説かと思います。

  • 今となったら、
    仮面の下は別人は鉄板ネタだよねん。
    でも、面白い。

    水車の死体の描写は怖かったけど、十角館みたいに、ここじゃなきゃ成り立たない!みたいな、のはあんまりかんじなくて、水車館じゃなくても成り立つのかななんておもったり、、

    まだ、読み込みが浅いのかな( ・×・)

著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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