老人と海 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • じいさん、すごいな。
    折角の果報が台無しになったら怒りでどうにかなりそう。
    許すまじ、鮫。
    漁の知識が皆無すぎて、具体的ないイメージができないのが悔しい。
    これは是非映像で観たい。

  • 漁師としての確かな腕がある老人。自分自身を信頼していることが、海の上での孤独に負けない強さだと思った。老人は海と対等な存在であって、獲物も共に戦った戦友となった。
    最後のシーンが好きだ。骨だけになった巨大なマグロ。それをみて町の人は老人の闘いを窺い知る。

  • 読了。

  • 老人の姿からは,作者の戦う人間への肯定が窺える。

    本書で注目すべきは訳者のスタンスであり,福田恆存訳への批判として興味深い事例。異様に頻出の"aloud"をどう訳すか。

  •  実は原文にチャレンジして、挫折しました。(時々入る元地語がわからず・・・)
     中盤の老人の戦いのシーンも良いのですが、個人的なおすすめは序盤と終盤の、少年とのやり取りです。あとは読んでからのお楽しみ。

  • 以前(30年程前)読んだのは、福田恒存翻訳のものだったかなぁ。再読とは言わないか。

     当時はやるせないというか、食物連鎖の波。諸行無常とはこういう事かと思った。

     自分も年を重ねてみると
    老人凄いなと思う。。。こんな話だったっけ?
    3日も綱引きできるものなのかしら?海の男とはいえ老人が???と思ってしまいました。
     獲物への尊敬が生まれながら、根比べは気が失うまで続く。なんと頑固で負けん気が強いことか。意地だ。
     だけれど、何度も「あの子がいたらなぁ」という言葉に孤独と人間らしさ(弱さ)と生命の危うさにリアリティを感じる。

    老人と少年に対して帰還してから名前を使うけど、急に対象が狭くなったのにはきっと「老人」「少年」の定義を超えた個の触れ合い
    を示したかったのだろう。

     少年は何度も泣くけれど涙はどういう涙なのだろう?老人を尊敬する優しい少年。
    老いを悲しむ同情?

  • ヘミングウェイの中編。カジキと老人の戦い。その後のサメとの戦い。
    戦った後の徒労感。限られた場面での一人芝居なので、自分の想像力がもっとあれば、十分に楽しめたのかと思います。

  • 「老いること」を酷く哀しげに表現するでも、希望を持たせるでもなく、ありのままに表現された作品。
    若い時の失敗は、大抵が「こんな経験なんてしなければ良かった」と後悔するが、老人の捉える失敗は全く違う角度から測っていた。
    【まあ、負けてしまえば気楽なものだ。こんなに気楽だとは思わなかった。さて、何に負けたのか。】
    この一文がぐさりと刺さった。

    少年の涙は、簡単に考えれば、老人を労る・帰還の安堵から来るものだろうが。ここは、老人に対する畏怖の念から来るものと捉えたい。

  • 淡々と進むストーリーで、話はシンプルなのだが、老人の心理描写が巧みで惹き込まれた。魚に「じいさん」と声をかけるところも良い。魚に銛を刺すシーンの息を呑むような光景の描写も素晴らしい。
    すっかり老人に感情移入してしまい、終盤の展開はとても悲しく残念な気持ちになる。
    しかし終わり方はなんだかスッキリしていて、老人の代わりに泣いてくれる少年の存在が救いになっていると感じられ、とても良かった。

  • せっかくゲットしたのに…鮫…!鮫のヤツ…!
    悔しい!!

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