楽園追放 Expelled from Paradise【完全生産限定版】 [Blu-ray]

監督 : 水島精二 
出演 : 釘宮理恵  三木眞一郎  神谷浩史  林原めぐみ  高山みなみ  三石琴乃  古谷徹 
  • アニプレックス
4.05
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4534530080004

感想・レビュー・書評

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  • お色気とおもったらガチSFだったという当たり作品。荒廃した地球で暮らす人々、衛星軌道上にてデータ化されて住む人々。そして、それぞれの人に訪ねかけるとある存在。科学が進もうが、地球が荒廃しようが、人が人たる条件を物語で見せてくれる。アクションシーンも力が入っており本当におもしろかった。

  • 劇場で見た結果、Blu-rayで買うことに。題名からわかるように、昔からのテーマを直球で扱ったSFが最新のCG表現で描写されている(そして、重要なのは、フル3DCGありきの描写がないことである)まあ、初期のフルCG作品って(技術的限界以前に)アレなのが多かったし。

    管理社会と人間性の問題も、他のほとんどの問題と同様に、片方に全振りすると、それはもはや人間社会ではないに陥るって事で。(そして、最終的にリアルワールドを選択したアンジェラとディンゴが三週間後にあっさり病死している可能性も低くないよな…

  • くぎゅぅぅぅぅキャラの尻とロボットバトルを見るための映画といっても過言ではないけれど。

    ストーリー的にも面白かった。

    伊藤計劃のハーモニクスのような電脳化した意識とリアル肉体の世界。
    最近の電脳化前提での話は、俺の中では攻殻機動隊の影響がチラチラ見えてくる。
    女神転生のエデン思想に近い感覚があるが、楽園追放は個々に与えられた情報が限定的なのが面白いな。

    そこでも発生する競争社会。
    最終バトル前にディーヴァの電脳化へ誘うくぎゅーアンジェラとの問答が印象的。

    ディンゴ
    「ディーヴァに行けば精神の可能性は無限大。
    どこまでも自分を進化させられる。あんた達はいつだってそう言うよな。
    それは嘘だ。
    個人に割り当てられるメモリーの量は管理され決められている。例え可能性が無限でも、
    実際に手に入る処理能力には 結構窮屈なやりくりが必要になる」

    アンジェラ
    「当然でしょ?演算リソースは有限なんだから、 個々の資質と業績に基づいて、
    より社会に貢献できるパーソナリティに優先的にメモリーが割り当てられる」

    ディンゴ
    「だから、あんたは手柄をたてるのに必死になる。
    ディーヴァでの生活はどれだけ多くのメモリーを得られるかで全てが決まる。
    結局、出世争いが人生の全てになっちまう。
    まともにメモリを回してもらえない奴はどうなるんだ?
    ディーヴァにだって役立たずや怠け者がいるんだ。」

    アンジェラ
    「そんなの、向上心のないパーソナリティになんてメモリを与えて良いわけない。
    最悪の場合はアーカイブされて凍結される。
    より有益な人材に場所を譲るためにね。
    でもそれっておかしなことなの?
    より社会に貢献して優秀さを証明した物だけがより多くの幸福を得る。
    公平な制度じゃない。それが間違っているように見えるの?

    ディンゴ
    「正しいか間違いかはどうでもいい。
    ただ俺は嘘だけは見過ごせない。
    ディーヴァに行けば人間はより自由になれるなんて戯言だけはな。

    ここ地上だって、食い扶持を稼げなけりゃ飢えてしまう。
    それは生きることと真面目に向き合わなかった奴の当然の末路だ。
    だが、なんの落ち度もなくったって、病気にもなるし、怪我もする。
    まぁ、理不尽に思えるかもしれないが、幸運か不運か……
    結局はそれに尽きる人生だ。

    だけどな。
    ことがディーヴァとなると事情が全く違ってくる。
    何を手に入れ、何ができるのか。
    全てが社会とやらの都合で決められる。

    いつも誰かの顔色を伺って、褒められたり、 気に入られてたりしてないと満足に生きていくことができやしない。
    そんな人生のどこに自由がある。
    あんた達は肉体の枷からは開放されたかもしれないが、 よりやっかいな牢屋に閉じ込められているんじゃないか。
    人が作った社会という檻に。

    俺は誰かに値段をつけられ、裁かれながら生きていくなんてまっぴらだ。
    奴隷になって楽園で暮らしたいとは思わない。」

    ディンゴが電脳化ディーヴァ量子化に同意できないというセリフがなんとも言えない。

    日本社会は楽園のようにも見えるが、うん。
    言いえて妙だ。
    義理人情より一方的な価値観の中での社会貢献に寄与したものがより多くの報酬を得る。
    なんて生きにくい社会なんだろう。

    だから俺ファーストな社会化が進むんだろう。

  • 人間の生き方と進化とA.I.について

  • プライムビデオで視聴。
    予想に反して、とても面白かった。戦闘も、描写も、内容も良い感じ。
    「人間とは何か」も考えさせられた。「欲」ってなんだろうって考えさせられた。
    そしてよく分かった。私は「AIによる補助音声」が好き。最後の、神谷さんのバックアップ音声最高。

  • エッチな格好の女の子がドンパチするだけのアニメかと思ったらおもったよりもコテコテのハードSFの設定でかつ映像はエンタメに振り切ってストーリーはコンパクトに纏めている感じでとても良いエンタメ映画だった!音楽もNARASAKIさんという事でとても良かった。個人的には人格を持ったAIとかとても弱いのでフロンティアセッターにホロっときた。

  • 文句なしによい作品。

  • 2014年に見た劇場アニメで一番面白かった作品。
    劇場で見た翌日には円盤を注文していた。

    カラフルで、スピード感があって、起承転結がぱきっとしてて王道な展開。
    SFにありがちな小難しさもなくて安心してストーリーにのめり込めた。

    こういう強気で意地っぱりで真っ直ぐなキャラを演じさせると、釘宮は本当に上手い。

  • 今から何十年か経ったら、日本や世界、地球がどうなっているかはわからないけど、それくらい時間が経った頃にもう一度見返してみたい、と思った映画だった。

  •  映画の日、映画館にて。鬱展開にならなくても面白いということで虚淵玄の実力を再認識。二時間以内で非常に効率的な展開を見せます。ヒロイン巨乳すぎると思ったけど何時の間にか懐柔され終盤には萌えた。戦闘シーンは迫力あったし満足。三木眞一郎という声優さんが音痴で盛り上がるタイミングでアレだったけど、まあ、うん

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