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- / ISBN・EAN: 4589921400343
感想・レビュー・書評
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19世紀末のロンドン。二人の天才マジシャン、華麗なパフォーマンスを得意とする“グレート・ダントン”ことロバート・アンジャー(ヒュー・ジャックマン)と、卓越した想像力を持つ“THE プロフェッサー”ことアルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベール)は、お互いを尊敬するライバル同士。彼らは情熱のすべてを注いで、イリュージョンの腕を競い合っていた。
しかしある日、アンジャーの愛妻であり助手のジュリア(パイパー・ペラーボ)が、脱出マジックの失敗で死亡してしまう。トリック中にほどけるはずだった縄を結んだのはボーデンだった。
アンジャーは妻を死に導いたボーデンに復讐を誓った。まもなくボーデンはサラ(レベッカ・ホール)と出会い結婚。
アンジャーのもとには助手志願の美しい娘オリヴィア(スカーレット・ヨハンソン)が現れるが、彼の怒りは癒されなかった。
やがてアンジャーは、ボーデンが開発した瞬間移動のトリックを探るべく、オリヴィアをスパイに使って、トリックの手掛かりをつかむ。
どうやら、天才科学者ニコラ・テスラ(デイヴィッド・ボウイ)の開発した電気技術が大きく関与しているらしい。アンジャーはテスラに瞬間移動装置の制作を依頼し、舞台上演を開始する。
2人のマジシャンがお互いにしのぎを削って、トリックの腕を磨いてお互いのトリックの謎を探り合う駆け引き、そして裏切り合いながら、頂点を目指していく関係を回想しながら、マジック上の事故の真相を謎解きする展開が、クリストファー・ノーラン監督独特の複雑な展開と語り口で描いていて、見応えがあります。
ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベールの共演も見事です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伏線、トリック、どんでん返し、……な本作
「ええ…(困惑)」が何度も有りすぎて…
んまーキャスト的には星5の映画ですね、個人的には
サラ役にはもっと美人いなかったの?と、口元の残念さ極まる彼女にがっかりでしたが……うまいこと娘役も口元残念という徹底ぶり(酷い)だったので、あ、狙ってたのかしら?とも←
何度も見返したいところですね
頭良くないから一度さらっと観ただけじゃさっぱり理解出来なかったわうける -
練りに練った脚本
男同士のプライドの対決
大好きなスカーレットヨハンソンの美貌
そんな彼女よりも「一番」になりたい男の性(?)
おもしろかった! -
時系列がバラバラなので、最初とてもわかりづらいですが、ラストに向けての展開にぞくっとします。
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原作が幻想文学ということで、それならばこの内容は納得。ミステリーやサスペンスに分類されているのが誤解を生む元なのだ。少し時系列がわかりづらく、トリックのようなものも途中で予想がついたりするけれど、ファンタジーや怪異譚なのだから雰囲気を楽しめばいい。マジックに人生を捧げた二人の狂気じみた執念が恐ろしくていいじゃないですか。
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若く野心に満ちたロバート(ヒュー・ジャックマン)とアルフレッド(クリスチャン・ベイル)は、マジシャン(マイケル・ケイン)の助手をしていた。ある晩、舞台の事故でロバートの妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。その後、彼らは一流のマジシャンとして名声を得るが、その争いは次第に激しさを増す。
トリックと復讐に取り憑かれた二人の天才マジシャンの生き様を描いた作品。二人の頭脳戦が主軸だと思っていたので意外な展開でしたが、飽きのこないストーリーで楽しめました。
アルフレッドの瞬間移動マジックは予想通りでしたが、至る所に伏線が張り巡らされていて実に巧妙でした。
一方、ロバートの瞬間移動マジックには唖然としてしまいました。まぁ原作がSF小説ですし、一応途中でネタばらしをしているので、私は悪くないと思いました。
結局トリックはまとも(?)ではありませんでしたが、全部のシーンが物語全体の伏線に絡むところが秀逸で、そこを楽しむべき作品かなと思いました。