春を背負って 通常版(DVD1枚)

監督 : 木村大作 
出演 : 松山ケンイチ  蒼井優  檀ふみ  小林薫  豊川悦司 
  • 東宝
3.23
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104089342

感想・レビュー・書評

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  • 待ち遠しかった桜の花が咲き始めた卯月の始まりに、心の内にも春を呼び込んであげよう…❀そんな気持ちからこちらの作品を手に取りました。

    立山は小学生の頃、家族で夏に旅行した場所。登山は無理でしたが、雄大な自然の景色に圧倒され、8月に冷んやり体が縮む体験は貴重だったと記憶に残りました。

    タイトルになっている「背負って」は主人公が様々なものを受容して成長していくところから付けられた様に感じました。
    親のあとを継ぐというのは最初からそうであるものとして育った環境と、いきなり異世界から飛び込むのとでは雲泥の差があります。
    彼の場合、良き師匠、良き仲間、それから凛として自分の役目を背負って生きる母の存在、そして何より亡き父の在りし日の勇姿であったり、人を大事に想う心根に触れてきたからこその決断だったのでしょう。
    映画の中では その辺りの説得力が足りないように描かれていますが、連続ドラマのようにはいきませんね。

    立山連峰の悠々とした大自然はやはり良かったです。
    台詞等やや一昔前の作風ぽさが頭をかすめましたが、松山ケンイチさんと蒼井優さん そして、豪華な脇役の実力俳優さん方の持ち味を生かした正統派ストーリーには満足です。個人的には檀ふみさんの母親の楚々とした姿に憧憬を抱きました。

    見終えてみれば 清涼剤のような今作は 日々混沌の中で頑張ってる人の肩の荷もひととき、背負ってくれたのではないかしらと 思いました(笑)
    心の空気をほんの少し入れ替えたい方、おすすめできる一本です。

  • 木村大作監督脚本(ほか2名)、笹本稜平原作、2014年作。松山ケンイチ、蒼井優、豊川悦司、小林薫、壇ふみ出演。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    東京でトレーダーをする亨(松山)は、山小屋を営む父勇夫(小林)が救助活動中に亡くなった連絡を民宿を営む菫(檀)から受け実家に戻り、父の面影を追ううちに、山小屋を継ぐことにする。厳しい仕事だったが民宿手伝いの愛(蒼井)や勇夫を手伝っていた悟郎(豊川)がよく助けてくれた。山小屋を締める日、悟郎が山小屋二階で脳梗塞で倒れ、救助に時間がかかるため、亨は悟郎を背負って山を降り、救助隊と落ち合い、悟郎は助かる、という話。

    <コメント>
    •立山の風景が綺麗にとられた映画。それと蒼井優が安定の演技、豊悦がカッコいい役どころ。
    •ストーリーもオーソドックスで安心して見ていられるのだけど、一点、不自然なのが、脳梗塞で倒れた悟郎の救助にヘリを使わなかったこと。途中、飛んでるヘリを見上げながら悟郎が「俺たちにはヘリを使う余裕はない」と言うシーンがあるが、物資の運搬とけが人の救助とは別の話で、伏線としては無理がある。

  • 立山の山小屋が舞台の映画

  • キャストが豪華で、みんなキャラクターと合っていてとても良かったです。山岳ものだと、事故で人が死んだりするけど、それも無く、山の厳しさだけでなく、人々を癒し、温かく迎えてくれる面を大いに描いている感じでした。山小屋の3人の雰囲気もすてきだったし、心が温かくなりました。映像が本当に綺麗でした。ただ、ラストの2人のシーンが・・・。なぜ、手を繋いでグルグル回る必要があるのか?あれさえなければ☆4つ。

  • 映像が美しい。山に登りたくなる。北アルプスに散った彼も、こんな景色をみていたのかなあ。いつか彼がいた山小屋を訪ねてみよう。
    しかし、俳優陣の肌が綺麗すぎて、もう少し日焼けの化粧したほうがリアルな気が。

  • まだ小説を読んでいないが、たぶん、小説の方が面白いんだろうなと感じる。

    山岳の画はすばらしかった。
    もう少し深い描き方が有っても良かったかな。
    某登山メーカー社長が出ています。

  • 上海ー東京

    山小屋を経営していた父が急死
    息子がその跡を継いだ

    ただ単に山小屋を営むだけではなく、登山者の安全もサポートする。とても大変で重要な仕事。山の映像が綺麗だった。

著者プロフィール

1963年、山口県生まれ。早稲田大学商学部卒。株式会社 好文堂代表取締役。コピーライター、エディター、クリエイティブディレクター。静岡コピーライターズクラブ(SCC)会員。
株式会社 リクルート、タウン誌編集室を経て、2006年からフリーランスのコピーライターとして活動開始。
2018年、編集プロダクション、株式会社 好文堂設立。年間200棟、累計3,000棟の新築住宅やモデルハウスを取材し、
さまざまな住宅雑誌やウェブサイトに記事を掲載中。住宅のほか、スポーツ、医療、介護、企業紹介などをテーマに、
雑誌や書籍などの執筆やインタビューを手がけている。
『リング』でホラーブームの火付け役となったベストセラー作家、鈴木光司氏とは取材を通じて知り合い、20年以上の親交がある。

「2020年 『失敗しない家づくりの法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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