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感想・レビュー・書評
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ビジネスパーソンなら、税制のことぐらいわからないと。
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会社経営における節税の基本が書いてある。最低限この程度は頭に入れておいたほうがいい。ただし、節税ばかりにフォーカスがあたっているので、会社の年率成長率を頭に入れて読まないと投資が鈍化してしまう。
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ーーーーー山下2017/08/29ーーーーー
【概要】
公認会計士が書いた節税テクニックの本。過度に専門的でないため読みやすい。
【評価】
70点
【共有したい内容】
◆内装工事を早めに償却する方法
事務所等を定期借家契約により賃借している場合で、かつ、内装工事を買取請求できないものは賃借期間を耐用年数として償却することができる。具体的には3つの要件を満たす必要がある。
1.定期借家契約であること
2.契約の更新が賃借人側からできないこと
3.内部造作について買取請求ができないこと
◆社宅規定を整備する
社員と役員を社宅に住まわせることで、法人税の節税と社員、役員の所得税の節税ができる。
社員、役員が支払う社宅負担金は益金になるが、法人が支払う社宅家賃は全額損金算入される。固定資産税をもとに算出した社宅負担金はかなり低いので、節税効果が見込める。
無償貸与の場合は賃貸料相当額が給与として課税される。使用人から家賃徴収している場合は、その金額と賃貸料相当額の差額が給与認定されるが、賃貸料相当額の50%以上であれば課税されない。
【読んだ方がいい人】
1、2年目
【どういう時に役に立つか】
決算検討の時
【自由記述】
節税テクニックごとに難易度、インパクト、即効度が星3つで評価してあり理解しやすい。
内容はいたってホワイト。
そこまで真新しいテクニックがあるわけではなく、どこかで見聞きしたり、クライアントに適用してあるテクニックがほとんどだったが、評価損の形状や含み損のある固定資産の売却などはあまり適用しているのは見たことがない。
【合わせて読みたい】
法人税節税チェックポイント82