バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣 (アスキー書籍) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 坪田信貴氏の著書を読んで数珠つなぎ的に久保田競氏の存在を知りその著書をはじめて読んでみたが専門的だがとてもわかりやすく面白かった。あの「脳の話」の時実利彦氏の弟子だという。こういう風に意外なところから繋がるものだ。面白い。そんな現在の日本の脳の権威である著者が「ほとんどの脳の本の内容はあまり信用できない。」と言う。これは大事な視点だと思う。特に何でも鵜呑みにしがちな自分にとっては保留しながら読む、差し引きしながら読むという視点は忘れがちだ(今度はこれを鵜呑みしていると言えなくもないが)ここ最近マスコミについても信頼が置けないかもと思うことが多々あるが、それと同じことが出版業界にも言えそうだ(正しいことも正しくないことも全てにおいて経済の論理が優先することが世の中多い。そんなことは当たり前だろうと言われそうだが「売れたら何でもあり」はそろそろ見直すべき。お金がすべての価値観の転換が今ほど世の中に求められている時代はないだろう。話が飛躍しす過ぎたが自分自身で知ること自分の頭で考えること。好きなことをやること。体を動かすことが脳には大事だと氏は言う。ランニングは最近ハマっている自分にとっては嬉しい情報だった。どんどん走ろう。ただひとつショックだったのは「年齢とともに脳の低下は免れない」「脳は必ず萎縮する」「ほとんどの人は、長生きしていれば最後は認知症になる」ということだ。言われてみれば当たり前の事実なのだが、自分自身に置き換えると過去の若い自分のイメージに囚われて「衰えた」自分を認めにくい、認めたくない心理が働く(高齢者の踏み間違いの事故がそれを物語っている)。だがそのことも繰り返しこの本に書かれることによってようやく受け入れる事が出来た(だからこそできるだけそのスピードを遅らせる努力をしよう充実させようというモチベーションに変わった。楽しく老後を考えること。いかに死ぬかはいかに生きるかを考えることだ。また他の著作も読んでみたい。

  • シリーズ本なんだ・・。とにかく使え使え使え脳みそです。

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著者プロフィール

1932年、大阪生まれ。京都大学名誉教授、医学博士。1957年に東京大学医学部卒業後、同大学院に進学。当時、脳研究の第一人者であった時実利彦教授に師事し、脳神経生理学を学ぶ。大学院3年目に米国・オレゴン州立医科大学に留学。J・M・ブルックハルト教授のもとで、脳科学における世界最先端の研究に従事。帰国後、東京大学大学院を経て、1967年に京都大学霊長類研究所神経生理研究部門助教授に就任。1973年、同教授に就任し、同研究所所長を歴任する。1996年、定年により退官、同大学名誉教授に就任。その後、日本福祉大学情報社会科学部教授、同大学院教授を経て、2007年より国際医学技術専門学校副校長に就任、現在に至る。特定医療法人大道会・森之宮病院顧問。日立製作所中央研究所(旧基礎研究所)顧問。ブレインサイエンス振興財団理事。2011年、瑞宝中授章受章。
朝4時半起きで仕事をする「朝活」を50年以上実践。ジョギングは30年以上、毎日続けている。
著書に「天才脳を鍛える3・4・5歳教育」(大和書房)、「あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法」(ダイヤモンド社)など多数。

「2016年 『くぼた式0ヵ月~12ヵ月の 脳を鍛える育児ダイアリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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