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- / ISBN・EAN: 4988102262389
感想・レビュー・書評
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スカーレット・ヨハンソンが演じるスーパー・ガールの姿が爽快です。
体内に‘薬物’を埋め込んで密輸する事をマフィアに命じられた女性がアクシデントによって薬物が体内に溶け出してしまう。人間は持ち合わせた能力を10%しか生かしていないと云う。しかし、溶け出した薬物によって極限までその能力が高められ彼女が恐ろしい人間兵器に変化して行くと云うストーリーでした。
鑑賞している方が自らに自信を持てない方でしたら憧れてしまう程の爽快さを味わえますが、単純にアクションシーンを楽しむだけの作品???。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うーん…そんなことありえる…?って話。
1週間前からつきあい始めた彼氏にだまされ、無理やりアタッシェケースを運ばされるルーシー。
中身は新しいドラッグで、売人たちに運び屋に仕立て上げられてしまう。お腹の中に入れられたそのドラッグが漏れて…
人は脳の数%も使えてないんだとか。このドラッグには人の脳みそを使えるようにさせる効果があるようで、
ルーシーは、自分の細胞ひとつひとつをコントロールしたり、人の心が読めたり電磁波を操ったりできるようになる…。
……なるの?ほんとになるの??
あまりにSFな展開についていけず。ところどころ描写もエグすぎて。ルーシーが自分以外の命をものともしないところとかドン引き。
脳みそを使えるようになると、どんどん人間らしさが失われていくんだねー…ジェットコースターみたいな映画でした。でもわたしならあのボス、真っ先に殺しておくな~。追われたらイヤだし。 -
LUCY
2014年 フランス 89分
監督:リュック・ベッソン
主演:スカーレット・ヨハンソン/モーガン・フリーマン/チェ・ミンシク/アムール・ワケド
台北で暮らす女性ルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、ボーイフレンドのリチャードから突然あるものをホテルにいるチャン(チェ・ミンシク)という男に届けて欲しいと頼まれる。押し問答の末ルーシーは渋々チャンのもとへ向かうが、あっという間にマフィアに取り囲まれ拉致されてしまう。ルーシーが運ばされたブツはCPH4という新種の麻薬で、チャンはそれをルーシーを含む4人の外国人の腹部に手術で埋め込み、海外へ運ばせようとする。しかしマフィアの下っ端に腹部を蹴られたせいでルーシーの体内の袋は破れてしまい内部の麻薬が漏れ出してしまう。その麻薬の作用により、ルーシーの脳は覚醒し、次々と人間離れした能力を発揮できるようになり…。
あまり評判が良くなかったのを承知で見たけれど、なるほどこれは酷い(苦笑)リュック・ベッソンというと真っ先に『レオン』(私は『グラン・ブルー』)を思い浮かべる人が大半だと思うけど、あの完成度を期待するから余計にガッカリしちゃうのだと思う。
題材はとくに目新しくはない。「人類の脳は10%しか機能していない」という、いわゆる「10%神話」、つまり残りの90%を使うことができればとんでもない能力を発揮できるんじゃないか、という超能力ものにありがちなベタな着想。個人的には昔なつかし深夜ドラマ『NIGHT HEAD』を思い出した。あれもNIGHT HEAD=脳の眠っている部分を覚醒させた超能力者たちのバトルもの。
序盤は、超能力に覚醒したルーシーが、アベンジャーズよろしくスーパーヒーローとなり、悪をばったばったとなぎ倒していく展開になれば面白そうだったのだけど、なぜか妙に哲学的で理屈っぽく、エンタメとしての完成度が低くなってしまって、なんというかどっちつかず。これを深淵なSFとして描きたいなら、敵役をあんなチープなアジアンマフィアにするべきではなかったし、娯楽作と割り切るなら、思わせぶりな動物映像など入れずに、もっとアクションに振り切るべきだった。
とにかく状況設定が意味不明。ルーシーは、女優志願の友人とルームシェアして台北に住んでいるが、なぜ女優志願の友人(白人女性)が台北でオーディションを受けてるのかよくわからないし、そもそもルーシー自身のほうはなぜ台北で暮らしているのかわからない。覚醒してから突然ママに電話をかけて涙を流したりしていたが、人間ドラマらしき部分はここだけで、ルーシーがそれまでの人生を奪われた悲哀などは見えてこないし、感情移入もできない。
そしてなぜか台北で蔓延るマフィアは、韓国マフィアという謎。国際マフィアのくせに英語は通じず、大挙してパリまでルーシーを追いかけてきて、ところかまわずドンパチやりだす、ありえない展開。そしてルーシーは、雑魚や無関係な一般人は躊躇なく殺すくせに、なぜか序盤でいくらでも殺せたボスのチャンを生かしておくという、ご都合主義展開。もし自分がルーシーのように覚醒したなら、あんなマフィアとドンパチやらずとも、自分でCPH4とやらを合成して製造するけどね。あれだけの超能力があるなら可能でしょう。てかそもそも、それを作ったのは誰だったんだという謎。
とにかく設定にリアリティがなく、演出にもセンスがない。脳科学者ノーマン博士(モーガン・フリーマン)が学会で発表する説明セリフと、ルーシーの逃走劇を交互に描く序盤のベタさ、さらにルーシーがマフィアに捕まる場面で肉食動物が草食動物を捕食する映像をさしはさむという謎センス。最初の人類(類人猿)ルーシーのCGだか着ぐるみだかも安っぽく、新旧ルーシーの邂逅はまるでETのパロディで思わず吹き出してしまった。杉本哲太をめっちゃ濃くしたようなフランスの刑事さんデル・リオ(アムール・ワケド)に、なぜルーシーが接近したのかも意味がわからない。タイプだったのか?
とにかくツッコミどころが多く、SFとしてもアクションとしても人間ドラマとしても全部中途半端。繰り返しになるけど、いっそルーシーがアベンジャーズよろしくスーパーヒーローに生まれ変わったというアホ設定のほうがいっそ許容できたし、本作はその序章で、次々と巨悪と戦うとかにしていったほうがマシだったんじゃないかと思う。これも繰り返しになるけど、SFならせめて敵を悪い科学者組織とかにするべきで、アジアンマフィアになどするべきではなかった、途端に安っぽい。スカーレット・ヨハンソンは美しいし、アクションもできるので本当に勿体なかったです。 -
久しぶりにぽかんとする映画に出会ってしまった。スカヨハが人間離れしていく様子をしこたま観察する話。途中から哲学になる。
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2014年公開
監督 : リュック・ベッソン
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特殊な麻薬で脳の潜在能力を極限まで活性化させてしまった女性のミラクルなお話し。
突っ込んだら負けです笑 理屈とか科学的な裏付けとか、そういうことじゃなくて、スタントと映像をミラクルでぶっ飛んだ設定を、90分という短い尺で没入できれば全然楽しくすっきりできる作品。なのですが、モーガンフリーマンが途中でやたら、中途半端にアカデミックな話を差し込んでくるので、まじめに解釈したほうがいいのか脳がこちらとしても働きます。そこが、ミスリードというか。まあ、設定自体が若干サイエンスなので、避けられないのかもしれないけど。
リュックベッソン、また「LEON」みたいなペーソスあふれる犯罪モノも作ってほしいなと思います。 -
序盤はワクワクして観ていたけど、徐々に突っ込みどころが出るわ出るわ。最高にがっかりした映画だった。
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クソ映画なんで劇場で観なくてよかった、とホッとしましたが、序盤だけめちゃくちゃ良いです。始めの、スカヨハが超能力を発揮できるまでのとこだけでも観る価値があります。
もうねー、韓国ヤクザ怖いです。邦画のヤクザはなんだかんだでそんなに怖くないのは、出てる人たちがよく見る日本人の俳優だからなんだと思う。『アウトレイジ』も『凶悪』もよかったけどなんかイマイチなとこがあるのはたぶんそのせいです。何話してるかわかんないとめちゃくちゃ怖いです。ヤクザがめちゃくちゃ怖い映画は『ルーシー』の序盤と『グッドフェローズ』ということにしておきましょう。
あとはクソ映画だけど、フランスだけにバンドデシネ、メタルユルランとかあっちのマンガっぽい感じです。あとはガンダムのニュータイプとアキラとアーサーCクラークというかまどかマギカかな。スカヨハとモーガン博士のセリフはたまに良いこと言ってるんですが、超能力を発動する理屈があまりにも「ない」んで、色々スルーしつつツッコミつつ観ると楽しめます。
序盤の散々褒めたヤクザ、そこを過ぎると存在意義がないのにずっと出てくるとこもクソでした。 -
なんかよくわからんし、すべてを通して気持ち悪かった。。。せっかくスカヨハ美人なのにー。
でも、潜在意識の本を読んでいたので、脳の覚醒と、意識が現実を作り出すというのは、なんとなくわかった。
うーん、生命や細胞って、まだ未知の領域なんやね。 -
リュック・ベッソンの最新作にして、スカーレット・ヨハンソン主演のSFアクションともなれば期待は高まる。さらには、予告編のかっこよいアクションやVFXを見せられれば期待は膨らむというものだ。
しかし、今回ばかりは完全に騙された。なんとも荒唐無稽過ぎておそらく多くの観賞者が置いてけぼりになって匙を投げたことだろう。リュック・ベッソンは果たして何を描きたかったのだろうか。
主人公のルーシーが巻き込まれ型サスペンスよろしく、ヤクの売人にされてしまう。
腹の中にヤクを入れて運ぶのだが、運搬中にあろうことか腹を蹴られてヤクが血液中に入ってしまう。
するとどうだろう、ルーシーの脳が覚醒してスーパーウーマンになっちゃう。
そんで、その謎を探るべく脳科学者のノーマン博士(モーガン・フリーマン)に会いに行き、そこで自分の方向性を見出す。
ミスター・チャン(チェ・ミンシク)率いるヤクの売買組織とのバトルを制し、ルーシーは100億年の歴史の詰まったUSBと引き換えに完全体になりましたとさ。
今回はストーリーに重きを置いてはいけない。まさにリュック・ベッソンの妄想でしかない。それも厨二病的な妄想だね。
映像にいたっては、いろんな作品のエッセンスを丸出しにしている。
「2001年宇宙の旅」と「E.T.」のコラボがあったり、そういえば恐竜もでてきたなあ。
特に気になったのは「マトリックス」その原点の「攻殻機動隊」そして「AKIRA」だ。ラストのルーシーの造形はまんまダブって、お!これなら「AKIRA」の実写できるかもとも思ってしまったぐらいだ。そしてさらにはハリウッド版「攻殻機動隊」の草薙素子役がスカーレット・ヨハンソンに決まったって知ってたから、なんだかそっちの想像ばかりが膨らんでしまったのさ。
まあ、個人的にリュック・ベッソンの期待値が高いだけに少々残念な作品だったと、個人的には感じる次第である。 -
[鑑賞方法:WOWOWシネマにて]
■感想
面白いのか、ツマラナイのか、わからなかった。
ストーリーの理屈は、わかるんだけれども……観終わった後、「だから?」と言うか、虚無って言うか……それがリュック・ベンソンの狙いだったとしたら、私の負けなのかも?
結局、それも仮説なのよね?