愚管抄 全現代語訳 (講談社学術文庫) [Kindle]

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  • 神武天皇以来の歴史をたどり、世の移り変わりを通して歴史の道理を示した歴史書。

    朝廷側である慈円が歴史をふり返る中で、源頼朝(鎌倉幕府)に道理があり、貴族から武士へと時代が変わっていることを説いています。

  • 藤原氏がいかにして権力を手にしてきたかが、とてもよくわかる。その結果が武士の世を導いてしまう。この権力構造は今でも通用することを示す、よい解説になっている。そのキーワードは、「道理」である。この便利な言葉を使えば、どのような理不尽なことでも説明できてしまう。同様な権力構造自体は中世ヨーロッパでも見られるが、それをどのような言葉によって正当化しているのか気になった。

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著者プロフィール

1155~1225。鎌倉前期の天台宗の僧、歌人。天台座主にも任ぜられた。
保元の乱から承久の乱にいたる歴史を独自の視点で考察し、神武天皇以来の皇統にも思いをいたし、歴史書『愚管抄』を執筆した。

「2012年 『愚管抄 全現代語訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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