ソクラテスの弁明 クリトン (岩波文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 昔々のその昔にいたひろゆきがずっと論破する話
    良き人生を送るために最後まで信念を貫いた男
    言ってることは割と普通だけどなかなか人にはそれができないのでそれができたソクラテスはかっこいい
    彼の無知の知は好奇心の塊
    知っていたら興味は湧かない何も知らないからこそ興味を持てる

  • 皆さん大好き「無知の知」の哲学者ソクラテスの死刑判決を出した裁判の様子を描く。
    ソクラテスパイセンの死生観が達観しすぎていて最高にかっこいい。ロックです。

  • 国が悪いとか、制度が悪いとか、ただ不満を言うだけではなんの解決にも繋がらない。

    本の趣旨とは離れるけど、こう言う言い回しって言うのもあるのか。


    「われわれの主張は、はたして本当でないであろうか。なぜといえば、われわれはお前を産みおとし、扶養し、教育しまたお前やその他すべての市民に、われわれの掌中にあるあらゆる良きものを分け与えたものだが、それにもかかわらずわれわれは、これを望むどのアテナイ人に向ってもこう宣言しているではないか.彼が一人前の市民となり国家の実状やわれわれ法律というものを観察したときに、もし万一われわれが彼の意に適わないようなことがあれば、その時彼はその全財宝を携えてどこでも好きなところへ行くことを許される」

著者プロフィール

山口大学教授
1961年 大阪府生まれ
1991年 京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学
2010年 山口大学講師、助教授を経て現職

主な著訳書
『イリソスのほとり──藤澤令夫先生献呈論文集』(共著、世界思想社)
マーク・L・マックフェラン『ソクラテスの宗教』(共訳、法政大学出版局)
アルビノス他『プラトン哲学入門』(共訳、京都大学学術出版会)

「2018年 『パイドロス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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