影武者[東宝DVD名作セレクション]

アーティスト : 仲代達矢 
  • 東宝
4.08
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本棚登録 : 28
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104095916

感想・レビュー・書評

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  • 最初の場面、3人同じ格好、同じヒゲ、遠目の映像、ここが一番映像的にはよかった。次に家康、信長へと信玄の死を知らせる場面、ここらへんまでは緊張感があった。しかしなんというか、冗長。特に最後の勝頼が出陣した長篠の戦。

    信長役の隆大介と家康役の油井 昌由樹がよかった。初めて知る俳優だった。

    みたことがあるつもりでいたが、見ていなかったかも。「乱」と思い違いしていたか。こういう映画だったのか。人物が粒だっていない気がした。


    1980
    2022.3.9BSプレミアム

  • TVにて
    息を飲むほど印象的な映像があって美しい。
    だがストーリーはわかりやすいはずが、やたらと長く武士の区別もつきにくく残念。

  • 「まだまだ言いたいことはある」

    戦国時代の戰とはこおいうものだったのかとスケールの大きさに納得
    双方で何万にもなる人馬が入り乱れての戦場
    勝っても負けても周りは死体だらけ
    私、名古屋に住んでいるのでこの時代の戦場がいくつもいくつも近くにあるんですよね
    桶狭間なんて車で20分ですから
    京都の方も歴史を振り返ると戦国の世も幕末の時代も戦ばかりで死人だらけだったでしょうね
    どこの国でも歴史を辿ると戰があるのでしょうか
    全くもって平和な国の歴史とはドラマも何も生まれないから映画にも小説にもならないのでしょうね
    皮肉なことに人が好んで見たり読んだりすん物は劇的に何かが変化する物が持て囃されるのでしょうね

  • ★★★★★it was amazing
    『影武者』 黒澤明
    1980年カンヌ国際映画祭パルム・ドール

    武田信玄が鉄砲で撃たれて死んじゃった
    影武者(仲代達也)として生きたそっくりさんの生き様

    おもしろいなぁ、3時間あっという間でした。
    出だしから引き込まれた~、信玄、弟、影武者の3人のシーン
    「冷えると古傷が痛む」・・・・脚本うまーい!!
    仲代達也さんも凄いけど、山崎努さん、大滝秀治さんも良かった~
    影武者の”影”しての生き様、息子の勝頼の生き様にも父親の”影”を感じる
    二人とも”光”にはなれなかった悲しい運命

    黒澤映画では『蜘蛛巣城 』『隠し砦の三悪人』 が大好きで、比べてどうかみたいな見方になっちゃうし、黒澤映画の中ではそんなに評価が高いほうじゃないようだけど
    観終わって『面白かった~!!』って黒澤明さんってすごいんだなぁ。

  • 出ている役者 みんな若い。 この頃から大滝秀治は老将役だった。

    3時間は長い。飽きてきたかも。実は京都行く前日と帰ってからの2日掛けての鑑賞。観ながら時折、『乱』 が浮かんできました。信長役の隆大介 信玄お抱えの武将に根津甚八 共にチョイ役ですが良い味を出してます。家康役の人は俳優としての実績は少ないかと思います。演技が薄いのに、妙な存在感がありました。

    信玄、影武者役の仲代達也。とっつきにくいメイク。それがストーリーにすんなりと入っていけない。それは黒澤明の意識した演出なんだろうけど。


    合戦後のラスト。人も馬も息絶えるシーン。どちらかというと馬の方に視点がいっていた。あれはどういった演出方法を取ったのだろうか。それが凄く気になってしまいました。

    古い映画はエンディングのクレジットを見るのも一つの楽しみかと思います。出演している俳優の名前が出てきます。一人で名前がでいる。2.3名一緒になって出ている。大勢の中の一人と出ている。今と比べてその当時の役者の格や序列が分かって面白いです。また、その他大勢の中にいた俳優が今では主演クラスになっている・そういったのを見つけるのも面白いです。

  • 何度観ても重厚感のある演技に圧倒される。風が狂ったように吹き荒れる戦場、暗がりをうごめく兵士たち、幻想的な霧の湖、狂ったような色彩の夢、いくつものシーンが頭の中でリプレイされる。日本の偉大な遺産といえるこの映画を日本語で観れることに感謝。

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著者プロフィール

俳優

「2018年 『演じることは、生きること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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