- Amazon.co.jp ・電子書籍 (149ページ)
感想・レビュー・書評
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「〝ほんもの〟の部下とは、管理される必要がなく、上司にいい仕事をさせ、部署全体をより高いレベルに引き上げるような部下」。そして「〝ほんもの〟の部下にふさわしい〝ほんもの〟の上司になる方法」を説いたのが本書。
〝ほんもの〟の上司の仕事は、「最高の人が働くにふさわしい最高の場所」を提供すること、「いい部下を──つまり、管理する必要のない部下、同僚ばかりか上司さえも向上させる、そんな部下を惹きつける環境をつくること」だという。
そして話は、いい部下を獲得する(スカウトする)にはどうすべきか、ダメな部下の首を切るやり方は、と展開していく。
まあ本書、人材流動性がとても高いアメリカならではの指南書なんだろうなあ(日本でも、ベンチャーの経営者とかなら実践できそう)。描かれている上司も部下も、理想像としては理解できるけど、現実的にはこんな人材、滅多にいないよなあ。
本書でなるほどと思った点を2点ほど。
「部下をやる気にさせるためのいちばん勇気ある方法は、簡単に言うと、間違えること、彼らとの議論に負けることだ」
「同盟の有益さを考えれば、しかるべき上司につくことのほうが、しかるべき会社に入ることより、あるいはしかるべき職業につくことより重要な場合も多い」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「仕事は楽しいかね?2」は、上司のホンモノの立ち振る舞いや人材採用というテーマをいろいろな側面から学ぶことが出来ます。
「上司と部下の最高の関係」を築くためには、ホンモノの上司になるということ。
上司と部下の役割が上手く機能することによって、多大な相乗効果が生まれます。
上記に挙げたことについて、こと細かに教えてくれます。
これから起業したいという方もなかなか参考になる内容が多い本だと思います。 -
いい上司の条件も、いい部下の条件も、「自由」を与えてくれること。つまりは自身の仕事に裁量権を持ち、自己決定できる範囲や責任があればあるほど自分ごととして仕事に取り組める。非常に参考になる教えが多く、できることから取り入れていきたい。
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『仕事は楽しいかね?』の第二弾。
前作同様、小説なのか実際の実例なのか判別付かず、その内容が今一つ頭に入ってこなかった。 -
前作に引き続き2巻も読了。前作と比較すると全く毛色の違う本であるため、前作の続編を期待すると肩透かしの部分はあるけれども、部下について悩める上司はもれなく読んで損が無い本だとは思います。
一方で、日本の労働市場はアメリカのように流動性が高くないため、この本の考え方の全てが使えるわけでは無いけれども、応用できる部分はたくさんあると感じました。
また、「どの会社に所属するか」よりも「どの上司と仕事がしたいのか」を重視する方が良い、と書いてあり誠にその通りだな、と感じた次第。
全ての悩める上司に捧げたい1冊ですね。 -
以前1を読んで、結構為になるなと思って今作も読んでみた。今回は上司と部下の関係だったり、どのような職場に人は集まってくるかなど。このシリーズは会話形式で実例が多く出てくるから好き。次は最終巻だから、それもチェックしよう。
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優れた上司の仕事は管理することではなく最高の職場環境を作ること
理想の職場環境を描く -
理想の上司と部下と職場環境はどんなものか。
素晴らしい人材を手に入れるためには平均的な職場や真似ではなく、魅力的な環境を作らなければいけない。
彼らが求めるのは、自由・変化・チャンス。自由は信頼と仕事を任されること。変化は問題が起きた時こそ力を発揮すること。チャンスは試されることを望んでいること。
好きなフレーズは、・仕事選びの基準は今より幸せになれるかどうか、・職場は笑い声が聞こえないとやり方は間違っている。
アメリカ的な解雇ありの風土で書かれているけど、日本も今後は終身雇用じゃなくなるから、部下の転職を助けるなど良い考え方にもなると思う。 -
理想の上司、理想の部下。独立する人間向け。