- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988104096678
感想・レビュー・書評
-
amazonにあったので鑑賞。
近未来社会のシステム統制による平和な世界がテーマですが、底にある矛盾や、システムからはみ出す人々、また、そのシステムの根幹を成す秘密を描いたTVシリーズの劇場版。
TVシリーズ観てからの方が入り込めます。
このデストピアな世界観、久しぶりに観ましたが複雑系で楽しめました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
TV版1期~2期と、自分としては『攻殻機動隊 S.A.C.』以来、約10年振りにアニメにハマったシリーズの映画版。
TV版はSFとしての面白さはもちろんだけど、群像劇的な要素もあり、それぞれの主要な登場人物達が背負っているものが辛く、そして切なく、挿入される音楽と合わせてついつい泣きそうになる自分がいる。
今作は監視官と執行官の縛りが取れた常守と狡噛が国外で再びタッグを組む流れに胸が熱くなる。
そしてシビュラシステムの話をメインに考えると番外編と言った内容ながら、劇場版という尺を考えるとパーフェクトな内容。
TV版で積み上げられたキャラクターのバックボーンを理解することで、それぞれの信念や思い、そして成長がズッシリと伝わる。
攻殻機動隊と共に硬派な近未来SFとして今後も続編を期待したい。
4.5点 -
ノイタミナ枠アニメのサイコパス劇場版。シーアン、シャンバラフロートに輸出されたシビュラシステムと、軍事政権とゲリラの中にコウガミの姿を見つけ、飛び出す。主人公常守茜監視官。架空の犯罪係数という計測可能なシステムを題材に、そこで生きる人達の幸せとは何か、正義とは何かを問うとともに、こうしたコントロールされることに何も考えない日本人に警報を鳴らす作品。まさに、戦争をする法案を通すタイミングの日本に対してもメッセージ性の強い作品だ。
監督に塩谷直義、日本語字幕に戸田奈津子さんと豪華。映画仕立てでキャラクターそれぞれの背景を深めていくことはできない反面、アクションや音声などの迫力はなかなか。