アルカトラズ幻想(上) (文春文庫) [Kindle]

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  • 出だしからなかなか残酷な殺人で幕開け。
    ただ、話の展開は想像していたようなありきたりの方向には進まない。
    後半の論文パートは、物語を抜きにしても単純に興味深く面白いが、本編との関連に気づくとなお面白い。そして、あっさりと上巻の最後を迎えるがあまりのあっさりさに余計に続きが気になる。

  • 1939年、ワシントンDC近郊で娼婦の死体が発見された。時をおかず第二の事件も発生。凄惨な猟奇殺人に世間が沸く中、恐竜の謎について独自の解釈を示した「重力論文」が発見される。思いがけない点と点が結ばれたときに浮かびあがる動機―先端科学の知見と奔放な想像力で、現代ミステリーの最前線を走る著者渾身の一作!

  • 2020/5/27 AmazonよりKindle本ポイントキャンペーンにてDL購入。

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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