愛を複製する女 [DVD]

監督 : ベネデク・フリーガウフ 
出演 : エヴァ・グリーン  マット・スミス  レスター・マンヴィル  ピーター・ワイト 
  • アメイジングD.C.
3.21
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本棚登録 : 27
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4580189027556

感想・レビュー・書評

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  • これは…すべて分かってたよな…?それでも愛してたなんて…。
    未来要素を排除し尽くした近未来SFでした。
    主人公が受け取る、カタツムリの亡骸と「いつまでも君を待ってる」のメッセージ。返答として同じ気持ちを証明したかったんだろうと思うと涙が止まりません…。
    最愛の人を産み育む幸福はこの上ないものだと思います。一緒に過ごせなかった時間を補うようで、美しく見えました。未来がない愛をこんな形で表現できるとは脱帽です。

    ラスト、彼を失った年頃に去る彼の「ありがとうレベッカ」のセリフの複雑さで目眩がします。風と波の音でエンドクレジットが下がっていき、冒頭の未来が訪れる…最高のラブストーリーでした。2周目は涙が止まらない。

  • 近未来の海辺の街か島で子供の頃好きだった人と再会する。彼には恋人がいたが、彼女と再会した彼はあっさり乗り換える。しかしあっけなく彼は事故死。
    諦めきれない彼女は彼の遺伝子を使って自分でクローンを生み、育てる。クローンたちは差別される存在だった。
    大人になった子供と突然現れた少女との恋、セックスする二人を覗き、嫉妬する彼女。
    ある日、息子は自分の母親の恋人のクローンだということを知り、最後に母を犯して家を出て行く。

    SFと女の異常さが、エヴァ・グリーンが怖く、すごく強烈で歪な後味が残る映画だった。
    原題はwonb(子宮)というタイトルだったかと思う。
    ドクターフーがまだディビット・テナントだった頃(シーズン5が日本でまだ見られなかっただけかも)に見たから、初マットスミスだったかと思う。イケメンというわけでもなく、すごく不思議な顔立ちの俳優だなぁと思った記憶が。
    とにかく薄気味悪い。静謐なずっと夜明けのような曇り空の海岸がひたすら続く景色が印象的。見てから4、5年経つけどなんか記憶にこびりついている後味引く映画。

  • とても幻想的で美しい映画でした。
    イギリスの何処かでしょうかね…
    海と広い砂浜に佇むボートハウスの様な一軒家で、静かにそして愛に溢れた生活を送る親子には複雑に歪んだ事情があった。
    だけど愛情の物語と云えば間違っていないと言ってもよいでしょう。
    エバの美しさに魅了されてしまいました。
    あまり何も言わないのだけれど眼の表情だけで全て伝わってきてしまう。とても美しくて力のある視線が放つ哀しみや喜び。最愛の君を失ってしまうのに最期に本懐を遂げたような幸福感に満ち溢れたあの顔には参りました…
    どうしたらあんな顔が出来るんだろう。涙を流しつつも愛しの君をやっと取り戻した…そんな顔でした。
    色んな作品で本作のエバの様に演技とは思えないすごい表情を見掛けるたびに心底、役者という仕事、俳優、女優という仕事の凄さを見る思いです。本作は人を愛する方法がいかに多様で複雑であるかを改めて考えさせるとともに倫理を超えた科学技術とどの様にして付き合っていくべきなのか?を問い掛ける秀作です。本当に素晴らしい作品でした。

  • 原題: WOMB
    細かい点が描かれなすぎのおかげで、文学作品のような美しさはあったけど、サスペンスとしては煮えきらないストーリーだった。

  • そもそも、いったいなぜ恋人のクローンを作ろうと主人公のレベッカ(エヴァ・グリーン)が考えたのか、というところから説得力がない。また、その後の物語も起伏もなければ、摩擦もない。とにかく、エヴァ・グリーンがおすまし顔をしているだけで、それを延々と見せられてもなあという気がするのです。

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