狭小邸宅 (集英社文庫) [Kindle]

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  • 不動産仲介業者の営業マンの心理の一部を垣間見ることができた。
    途中、「不動産なんてものは、シラフで買えるわけがない」のようなフレーズが出てきて、妙に納得してしまった。営業マンに煽られて勢いで購入することがないようにしないと。
    勉強になるが、物語として楽しめる小説ではないと感じた。

  • イメージ通りの不動産営業の話。
    超ブラック企業の営業をなんとなく続けている主人公が心機一転、死ぬ気で仕事をしてみると、結果が出てうまく回りだすところまでは、あの手の企業で働いてもこんな充実感があるのかと目から鱗でした。その後、結局燃え尽きていく感じまで描いていたのがリアルで良かったです。

  • 日本の中小不動産会社と労働文化、住宅消費社会の歪みを抽出してありのまま描いた小説。放り出されるように闇に溶けるラストが印象的。

  • すごい強烈で苦しくなる本。

著者プロフィール

1983年、京都市生まれ。神奈川県在住。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2012年「狭小邸宅」で第36回すばる文学賞を受賞しデビュー。著書に『狭小邸宅』『ニューカルマ』、近刊に『カトク 過重労働撲滅特別対策班』がある。

「2018年 『サーラレーオ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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