大日本帝国の興亡〔新版〕2──昇る太陽 (ハヤカワ文庫NF) [Kindle]

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  • 2冊目▲連合艦隊はハワイの真珠湾を奇襲、陸軍はマレー半島とフィリピンに上陸、シンガポール陥落、ジャワ島制圧。緒戦の勝利に歓喜するも、運命のミッドウェー海戦に▼米国側にとって開戦は国内政治的にも待ちに待った感あふれるもののよう。緒戦は日本軍の完勝だと思っていたが、両軍ともに現場はガタガタで、息切れの末の結果オーライだったとは。米国側にも「四年間戦争しながら弱い中国軍を打ち負かせない」日本軍という侮りあり、どちらの後方も楽観論に支配されていたようです。現代と違い、互いの認識不足が大きかった悲劇か(1970年)

  • 2015/7/16読了。
    真珠湾攻撃、バターン死の行進、コレヒドール攻略、ミッドウェー海戦。
    バターン死の行進がひどいが、いかにもありそうなことだと思われなくもないのが情けない。民族的な憎悪を植えつけられた人々をいきなり数万人も敵国人捕虜として与えられたら、今の我々だって同じことをしないとは、とてもじゃないが言えない。

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著者プロフィール

(John Toland)
1670-1722年。アイルランド生まれの思想家。名誉革命の動乱期にスコットランドのグラスゴー・カレッジで学んだ。ロンドンにやってくると、非国教徒内の同盟を推進する長老派ダニエル・ウィリアムズを支援して、その著作をジャン・ル・クレールの雑誌に紹介した。これによってオランダでの勉学の機会を与えられ、ベンジャミン・ファーリ、ル・クレール、フィリップ・ファン・リンボルクなど大陸の自由主義的プロテスタントとの交際を得た。帰国後、反三位一体論争のさなか『秘義なきキリスト教』(1696年)を匿名出版した。多数の反駁が書かれ、イングランドではミドルセックス大陪審の告発、アイルランドでは大陪審の告発と議会下院による焚書と逮捕・起訴が決議された。逮捕を逃れてロンドンにもどると、時事的な政治的著作・パンフレットの出版や、ジョン・ミルトンやジェイムズ・ハリントンなどピューリタン革命時の共和主義者たちの諸著作を編集出版し、「コモンウェルスマン」として活動した。後に『セリーナへの手紙』(1704年)、『パンテイスティコン』(1720年)などで唯物論的自然哲学を展開した。

「2016年 『セリーナへの手紙 スピノザ駁論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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