- Amazon.co.jp ・電子書籍 (374ページ)
感想・レビュー・書評
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基本的に、1から10までつらつら書き上げる叙述的な体裁で展開する。(イメージとしては、先日読んだ『コンサル一年目が学ぶこと』の対極にあるタイプ)
長く、総花的で、しつこい。
だが評価は4である。
まるで担当戦略家が目の前にいて、問いを発してくれているような感覚がある(反復や、時に危機感を煽りながら?悪い姿勢を考え直すようアドバイスする姿勢のためか)。
実際にリアルでコーチと契約するのは万単位で金が飛ぶが、この本で著者と対話を繰り返すのは随分低コストだ。
白人男性というか、西洋人の理想的行動指針のまま、人生を「成功」させる価値観そのものなので、やる気を保ったり、迷いさすらう(彼らがいうところの「ムダ」な)時間を無くす意味で定期的に目を通すと良いなと思った。
私は清貧の美学というか、社会的成功だけが人生ではない、といった日本人ならある一定数共感者が存在しそうな価値観も持っている(それが文化的成熟なのか、平和ボケなのかは各論ありそうだが)
そのため逆説的に、本書のような本はいっそ清々しく、手元に置く必要を感じたりする。
ただどうしても冗長なので、読み進めるのに疲れてしまって、しっかりワークをこなせなくなる弊害はありそうな本ではある。
若い頃読んだ同著者の『ライフストラテジー』からも似た感覚を覚えたので、本書の訳者、勝間さんのせいではない(はず)だろう。
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「今」を「自分」を一度きりの人生をよりよく生きたいくせについダラけてしまう自分に、時々うつカンフル剤として。
口うるさい優秀なおじさんに注意されたり、人生を説かれたりしたいときにも読もうと思う。歳をとると、そういう人を身近に確保しづらくなるから。
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本当に求めているものは、ものや出来事ではなく、感情。
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痛いところをとても突かれる一冊。ぐうの音も出ない。。選択している時点で結果まで選んでいる、というのはまさにその通り。そして、満足していない現状も日常も、自分が選択してきた結果に過ぎない。うまく行っていないなら自分のやり方を(正しいと思っていようが)変えた方がいいということ。どうしても自分の選択や方法はよく見えてしまう。変えたくない。でも、それだと現状は変わらない。ワークは今後のモーニングノートで、少しずつ取り組んでいく(一気にやるメンタルがない。笑)
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時間をかけて取り組むことで、現実を見つめ直し、行動していくきっかけを作れる良書
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読もうと思った理由
題名に引かれたため
気づき
・その「もの」が何であれ、世の中の仕組みを本当に理
解すれば、知識と力を兼ね備えた人間になれる
・ビジネスや政治、スポーツや愛、あるいは人生全般に
おいて成功している人たちは十中八九、自分がしてほ
しいと思っていること、あるいはしてもらう必要があ
ることを相手にやらせる術を知っている
・万人に共通する10の特徴リスト
・あなたがいちばん多くの時を共に過ごす相手はあなた
だ。あなたが影響力を及ぼし、コントロールする必要
がある一番の相手はあなただ
・今すぐに自分の選択と態度に焦点を当てよう
・自分の人生を本当にコントロールしようと思うなら、
誰かのせいにするのをやめることである
・誰もが最も必要としているのは受け入れられることで
ある。反対に人が最も恐れているのは拒絶されること
である
・行動を選ぶときあなたは結果も選んでいる
・あなたに認めてほしいのは、どんなことか?それはあ
なたの人生の中でうまくいってないすべてのことだ。
うまくいってなければ変えるだけのことだ
・自分の人生がうまくいっていないと認めなければ、
「何とかうまくやっている」と言って済ますことができ
る
・あなたがいかなる環境に置かれようと、それをどう受
け止めるかはあなたが選ぶことだ。認識は自分で選べ
る。これはたとえ極限状態であってもこの発見が当て
はまる
・ピリオドを打つ。つまり問題や痛みを引きずらない
・相手の望ましくない行動に「見返り」を与えない
・あなたやあなたが愛する人に対して罪を犯した人間を
許すのは、相手のためではない。あなたのためだ
・あなたの人生の目標についても、あなたが手に入れる
のは最高でも自分が求めるものなのである
・ほしいものがわからなければ、チャンスはつかめない
・あなたは今以上のものを持つに値する人間だ。あなた
は今以上のものを持つことが出来る。自分が望み、持
つに値するものを要求しよう
・他人の成功を研究するのは、私にとってはいつでも面
白いことだった。最初は趣味だったものが高じて一生
の仕事になってしまった
自分との対話が大事と思いました。この人生戦略をマスターすれば大小も含めさまざまな成功者で出てくると思いました。数年前から再読。 -
以前読んであまり印象に残らなかった本がスッと理解できる・・本書はそんな体験をさせてくれました。
2008年初版ですので、おそらく10年以上前に読んでいるはずですが、当時の自分にはまだ本当に必要としていた状況じゃなかったのか、単なる「気づき」のための経験不足だったのかわかりませんが、少なくとも「7つの悪い習慣」を最近読んだ後の再読という点は関係しているはずです。それほど、両者の主張は似ている、誤解を恐れずに言えば、本書で展開されている内容を、さらにわかりやすく簡易的に落とし込んだのが「7つの悪い習慣」ともいえそうです。
もちろん本書独自の魅力もあります。
例えば、他人を理解するための8つのリストと人々に共通する10個の特徴などは相手を分析するためのツールとして欠かせませんし、これだけでも本書を読む価値があります。
また、「原因は自分にある」「知識や意識、洞察や理解は、行動に変えないと何の価値もない」「重要なのは事実よりも自分の認識、しかも事実の負の側面を自身の認識によって変えることができる、そしてその選択の権利は自分にある」などの素晴らしい言葉にも出会えます。
今回の再読で、最も腑に落ちたのは本当は大事な人なのに邪険に扱う人間の心理についてです。過去にかけがえのない人を失った心の傷は、癒せないがゆえに、もう人を無防備に愛するのを止めようという深層心理が働き、愛さなければ傷つくこともないという安心感を得ようとする。この悪循環を断つ方法は・・本書を読んでください。
とはいえ、「許しには力がある」という9番目のルールは頭ではわかってはいるのですが、私にとっては未だにハードルの高い法則です。例えば、自分の子供を変質者に殺された親が、加害者を許すことで(具体的には死刑反対という行動をとる)心の平静が保てたようなケースですが、この場合、自身の平静と引き換えに、変質者をまた野に放ち第2第3の被害者を発生させるという結果に対して無責任すぎると思うのです。もちろん、変質者が人の情けによって改心する可能性もなくはありませんが、どちらかと言えば、加害者のやり得を助長する可能性の方が心配です。(もちろん、加害者を許すことと、死刑反対という行動は必ずしも重なりませんが、例えば減刑されれば確実に野に放たれる機会が増えるわけで・・)
いろいろなことを考えるきっかけとなる良書です。 -
自分の人生を戦略的に考えることができる本。「楽観主義者」でも「悲観主義者」でもなく、「現実主義者」になれという。印象に残ったのは①正しいかどうかではなく、うまくいっているかどうかで考える②スタートを切るのに、いま以上ふさわしい時はない③すべての人がいちばん恐れるのは、「拒絶される」ことである ④仕事が気に入らないなら、それはあなたの責任だ。関係が行き詰まったなら、それもあなたの責任だ。太りすぎているのも、異性を信じられないのも、幸せでないのも、すべてあなたの責任だ⑤行動を選ぶ時、あなたは結果も選んでいる
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Kindle Unlimitedにて。
東ラ研vol18で紹介されていた本。一言で言えば「自分とちゃんと向き合う」というコトに尽きる気がした。
読み切るのに体力と精神力が必要だった。
読了時点で、ココに書いてある課題全部はやりきれていないが、きっちり出来たら、確かに史上最強の人生が歩めるように思う。
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AmazonのPrime Readingにあったので、手に取ってみた。勝間さんが翻訳したアメリカの啓発本。「自分が正しいことをやっていれば問題は自然と解決する」というのは「幻想」であり、自分自身が人生の主導権を取らないと、人生は悪い方向に進むだけだ、という事が冒頭に書いてある。確かにその通り。
あとは、すべての人生の問題を先延ばししているのも自分自身であり、その問題を解決するのは自分自身しかいないという事や、周りの人間は自分の思いは見ておらず、自分の行動のみを見ている、などなど。書いてあるのは骨太の事実ばかりであるため、この言葉たちをきちんと受け入れるには自分の覚悟が必要だし、この本のメソッドを身につけるのはものすごく時間がかかるな、と思ったりした。腰を据えて再読して自分の血肉にしたいな、と思った1冊。 -
NLPの概念に通じる考え方と、そこに立脚した行動指針。
随所にリアルな事例が挿入されており読後の納得感も強い。
ただ、同じ主張がリフレインする点は私の肌と合わなかった。
主題は共感できるし、行動を変えるヒントが満載なので「動きだしたいがその場から動けない」タイプの人にはぜひおすすめしたい。