1日ひとつだけ、強くなる。 [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • ・もうお分かりだろうと思うけれど、成長の実感も受け身の理解だけでは足りない。外からはなかなか評価されない、評価してもらえない内的な成長を、どれだけ意識できるかで、モチベーションは大きく変わってくる。  僕がやっている方法は「新しい発見を毎日メモして、成長を確認する」というもの。これは「最近自分に成長がないな」と思っている人にもお薦めしている。

    ・小さな成果は、誰も評価してくれない。だから、自分のやっていることは誰よりも自分が評価しなくてはならない。

  • 世界でトップのプレイヤーが何を考えて自分を鍛えているのかを知れ、面白かった。梅原さんの思考が深く掘り下げられている様を見て、この人はたとえ他の職種で働いたとしても、どこでもご活躍されるんだろうなと思えた。自分の日々の生活に取り入れられる考え方がいくつかあったので、取り入れていきたい。

  • ゲーム以外にも通じる内容。
    特に、プロとしてのあり方には納得できるまで部分が多かった。

  • 【 #書籍紹介 】 @BizHack1
    日本人初の #プロゲーマー #ウメハラ さんの哲学。

    強さの秘訣は「行動力、見る力、聞く力」と、シンプルであるが故に、どんな状況でも応用がききます。

    普通であり続ける事は
    とても難しいですが、必要な事です。

    #1日ひとつだけ、強くなる。
    https://amzn.to/34vokRY

    2021/05/29

  • たくさんの学びがあった。

  • 梅原大吾の本は前にも読んだことがあるのだけど、その時の本が面白かったのでこれも読んでみた。

    めっさ面白かった。すごく刺激を受けたわー。

    前の本でも思ったのだけど、発想が僕とは違うな、と。基本僕はどうやって楽するか、できるだけ手を抜いて成果を出す方法はないか、ってのを考えるんだけど、著者はそうじゃなくて、楽をしないで全ての手段をやり尽くすことを考えている。

    これって明らかに非効率なんだけど、勝ち続けるにはこれが必要、って割り切っている。そこが氏の強さなんだろうな、と思った。そこまで徹底できないよ。

    その姿勢が、次の言葉に端的に表れている。

    「僕は対戦において得意不得意を作らないようにしているけれど、それにはこういった背景もある。何でもできるようにしておかないと、いざとなったときに変化ができない。そういう意味で「俺には得意技がある」というのは恥ずかしいことだと思っている。得意ではないことを放置しているような側面があるからだ」

    このセリフ、すごいよね。得意不得意を作らないようにするために、どれだけの試行錯誤を重ねてるんだろう、って。とんでもない。

    世間一般的に言われてるのって、「長所を伸ばせ」とか「得意なところで勝負しろ」とかって言葉やん。そんな本、紀伊國屋書店かブックファーストでも行けば腐るほど出てる。

    それを真っ向から否定する言葉だもんね。これを言い切れるだけのことをやってきている、積み重ねてきているから、だろうね。

    僕はそれでもやっぱり「無理に不得意なことをする必要はない」「得意不得意を作らないようにするのではなく、得意な領域に持っていくための工夫をする」ってことが常道だと思ってるし、それを目指している。

    でも著者の考えも嫌いじゃない。むしろ本来的にはこっちが王道なんじゃないか、とすら思う。できるかどうかは別としてね。

    業界も違う、立場も違う、目指すものも違う、そういう中で当然ながらやることも違うし、相手を模倣する必要は全く無い。

    しかしながら、こういう考えにも触れられたってのはとても良かったと思う。

    もう一つ。タイトルにもあるように、1日ひとつだけ強くなるために、著者は1日ひとつだけ成長をメモする、ということをやっているのだとか。

    これを続けるために、ハードルを思いっきり下げて、ちょっとでも何か気づきがあったらそれでOK、みたいな感じでやっているとのこと。

    これってすごく良いなぁ、と思った。僕もできるだけ毎日やろうとしている。
    特にハードルを思いっきり下げる、ってのが良いよね。知らず知らず、人間は自分を過信してハードルを上げちゃう、そして挫折する。そうならないためにハードルを思いっきり下げることで、簡単に継続できる仕組みを作る、この発想が本当に素晴らしい。

    勝間和代も著書で「毎日0.2%ずつ成長すれば、1年経ったら2倍成長できている」みたいなことを書いている。同じことだよね。

    継続して成長できるなら、その成長の幅はほんの少しでもいい。積み重ねることで大きな成長になるから、ということだ。

    結局積み重ね、なんだよね。いかに継続することができるか。イチローの「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの方法」って言葉も思い出す。

    なんだ、みんな同じこと言ってんじゃん。

    毎日、ホンのちょっとでも成長していることをメモし続けことで、多分とんでもないところへ行くことができる。こんな簡単なことだけで、とんでもないところへ行けるわけです。だったらやらない手はないよね。

    さて、この後で今日の成長をメモするか。

  • かなり面白かった。タイトルの1日ひとつだけ、は内的な成長実感がモチベーションを安定させ、成果につながるという考え方。それ以外にも、苦手なことに取り組むことで本当の自信がつくといったことや、人のアドバイスは絶対にそう思うという確信を持って言っていることが多いので信じてみる、といったような、まさにウメハラさんの経験から導き出された考え方がビジネスにも通じるところがあり、面白かった。

  • 他人の評価・評判や大会に勝つことだけに執着すると、長期的な成長は得られない。たとえ小さい成長でも、毎日ひとつだけでも内面的な成長ができたら、素敵なことだと感じた。

  • 印象に残った文章。以下引用。
     今の僕は少しばかり変人じみてきていて「よし、これだけハードルを下げられた」といったような感覚まで持つようになっている。頑張ってる意識を持てないくらいの低いハードルがある意味で理想的だ。出かけるときに戸締りをするだとか、そういうレベルまでハードルを下げても、成長を感じられるくらいがいい。ここまで来るともはや他人にはほとんど分からない楽しみといった感がある。

  • なぜか、自信と勇気がもらえる。
    普通のすごさ、普通の大切さにジーンときた。
    特別であろうとして、特別なことをしようという努力は決して長続きするものではない。

    以下、書籍より引用
    自信のあるという態度というものが、世間では誤解されている。本当に強い人は、いわゆるマニュアルにあるような、自信ありげな態度は取らない。虚勢や誤魔化しがない。そういうことをする必要がないのだ。極めて普通である。僕は、そういう人に凄みを感じる。

    普通であるようで、普通ではないことに気がつかされた。なにか片意地をはったり、ムリしていることを見せないようにしている時点で普通ではない。私は とても普通を意識するようになった。

著者プロフィール

日本人で初めて“プロ・格闘ゲーマー”という職種を築いたパイオニア的存在。1998年、17歳にして世界一の称号を獲得。2010年4月、アメリカの企業とプロ契約を締結する。

「2018年 『ウメハラ FIGHTING GAMERS! 9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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