オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 集英社
3.72
  • (19)
  • (21)
  • (20)
  • (6)
  • (2)
本棚登録 : 272
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (390ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2024.04.中学生のアンは,綺麗に死ぬことを望んでいた.すると,今までい席が隣なのに一度も話もしたことのない昆虫系の徳川がネズミを殺して踏みつけているところを見かける.アンは徳川に自分を殺してほしいと依頼する.それから二人は「悲劇の記憶」というノートを作り,殺人方法を考えて記録していた.そして,決行する12月の夜,約束の時間に遅れて徳川が来て殺すことは出来ないと言う.徳川の父親の再婚相手を殺しに行こうとしているのが分かりアンが必死に止める.次の日からも二人は何も喋らずに中学,高校を卒業する.アンが東京の大学に進学を決めて,家を出ようとしていた際に,突然,やはり東京の美大へ進学を決めていた徳川が「悲劇の記憶」を渡しにやって来る.開いてみると,後半のベージにはアンの絵が多く描かれていた.終わり方が良かったからまあ助かったけど,長い内容がずっと読んでいて気分が悪くなるようなものだった.

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻村深月の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×