ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎単行本) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 最近はやっているらしい。
    が、内容は一昔前の心理学と行動経済学の知見の恋愛?ナンパ?への応用である。
    心理学6の行動経済学4くらい。

    大原則は、
    成功回数=声をかける回数×気に入ってもらえる確率
    という黄金律である。

    声をかける回数は、ひたすら練習である。
    初めは街コンのような準備されている場所からスタートして、ストリートナンパやクラブで練習を積んでいく。
    これは練習あるのみである。


    次に気に入ってもらえる確率であるが、これは前述の心理学や行動経済学の結果が盛り込まれている。
    どのような話題をしていけばいいのか、どのような振る舞いを見せるのが良いのか等、一度は聞いたことがあるテクニックではあるが、ストーリー仕立てでこのシチュエーションにはこのテクニックが有効という感じになっているので、本の構成はわかりやすい。

    六本木で働いている高学歴、高収入で頭の中がお花畑の人たちはおそらく本書を読んでいるので、翻って優位性はもはやない(だってみんな同じ戦略をとっているのだろう)のだろうけれど、基本的な戦略としては理論的には正しい。


    が、何が楽しくてこんな本が売れているのか。
    もっとも読むべき本があるでしょう。日本のビジネスマンよ。。。

    行動心理学であれば、やはり 「Thinking, Fast and Slow」 Daniel Kahneman でしょうか。

著者プロフィール

金融日記管理人。恋愛工学メルマガ発行。

「2017年 『ぼくは愛を証明しようと思う。(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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